慟哭吸血鬼

(ぱっとくーるにきめようぜよるのくらやみにとけこんで)

パッとクールに決めようぜ　夜の暗闇に溶け込んで

(あたたかいひかりにきょうみなんてないひかげものなんで)

温かい光に興味なんてない　「日陰者なんで」

(しずまりかえるじゅうじろにかこのきみのこえがこだまする)

静まり返る十字路に　過去の君の声がこだまする

(ゆらゆらゆれるまちのともしびが)

ゆらゆら揺れる　街の灯が

(かすれたがいとうをかけていくきみのいばしょさがして)

掠れた街頭を駆けて行く　君の居場所探して

(まちじゅうをてらすおほしさまのような)

“町中を照らすお星様の様な”

(さよならばいばいそんなさみしいこといわないでよ)

「さよならバイバイ」　そんなさみしいこと言わないでよ

(いつかまたいつかそういってくれたから)

いつか　またいつか　そう言ってくれたから

(ありがとまたあした)

「ありがと、また明日」

(ぼくはうたうｓｉｎｇｆｏｒｓｉｎｇｆｏｒ)

僕は歌う　sing for sing for

(ぱっとくーるにきめようかさめたおもちゃばこにとびこんで)

パッとクールに決めようか　冷めた玩具箱に飛び込んで

(ぼくらにかんじょうなんてものはないそうおもってたけれど)

僕らに感情なんてものはない　「そう思ってたけれど」

(ししゅんきみたいなもんかねかこのあわいすがたよみがえる)

思春期みたいなもんかね？　過去の淡い姿よみがえる

(たとえようがないひょうじょうがまちにながれてゆく)

例えようがない表情が　街に流れてゆく

(よごれたきおくからにげていくきみのいばしょさがして)

汚れた記憶から逃げて行く　君の居場所探して

(ばけものばいばいそんなこともいわれてたかな)

「化物バイバイ」　そんなことも言われてたかな

(ずっとそうずっとひとりぼっちだったから)

ずっと　そうずっと　一人ボッチだったから

(ありがとまたあした)

「ありがと、また明日」

(きみはわらうｓｉｎｇｆｏｒｓｉｎｇｆｏｒ)

君は笑う　sing for sing for

(あれからどれほどたったかいまでもきいてくれるだろうか)

あれからどれほどたったか　今でも聞いてくれるだろうか

(よるがあける)

夜が明ける

(さよならばいばいそんなさみしいこといわないでよ)

「さよならバイバイ」　そんなさみしいこと言わないでよ

(いつかまたいつかそういってくれたから)

いつか　またいつか　そう言ってくれたから

(ありがとさようなら)

「ありがと、さようなら」

(ぼくはどうこくヴぁんぱいあ)

僕は慟哭吸血鬼