黄燐の炎
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歌詞(問題文)
(おうりんがうみだすほのお)
黄燐が生み出す炎
(つみぶかきこのみをやきつくす)
罪深き この身を焼き尽くす
(ひとかけらのぱんをえるおかねがひつようだった)
ひとかけらのパンを得る お金が必要だった
(まっちをかってくれませんか)
「マッチを買ってくれませんか?」
(ふりむいてもくれない)
振り向いてもくれない
(きぼうさえこおりつくほどのさむさにみをふるわせていた)
希望さえ凍り付くほどの 寒さに身を震わせていた
(わずかなぬくもりをもとめて)
わずかなぬくもりを求めて
(まっちのせんたんにひをともした)
マッチの先端に火を 灯した
(ゆらめきのさきみえたげんぞう)
揺らめきの先 見えた幻像
(ねえみせてしふくのついそう)
ねえ魅せて 至福の追想
(おうりんがうみだすほのお)
黄燐が生み出す炎
(あたためてこのみとこころを)
温めて この身と心を
(げんじつにもどればそこにはうれのこりのこどく)
現実に戻ればそこには 売れ残りの孤独
(すべてのまっちをうるまでちちはなにもたべさせてくれない)
全てのマッチを売るまで 父は何も食べさせてくれない
(さむさもくうふくももういやだ)
寒さも空腹ももう嫌だ
(ちちのまつわがやにひをともした)
父の待つ我が家に火を 灯した
(ゆらめきのさきみえたえいぞう)
揺らめきの先 見えた影像
(ねえもえていくせんのくのう)
ねえ燃えて 幾千の苦悩
(やけおちたいえからもちだした)
焼け落ちた 家から持ち出した
(こいんでひとつぱんをかった)
コインで 一つパンを買った
(それはゆるされぬたいざいしばりつけられたからだ)
それは許されぬ大罪 縛り付けられた身体
(しょけいにんがわたしのあしもとにひをともした)
処刑人が私の足元に 火を灯した
(ひとかけらほどのぱんがたべたかっただけ)
ひとかけらほどの パンが食べたかっただけ
(それさえもゆるされなかった)
それさえも 許されなかった
(おうりんがうみだすほのお)
黄燐が生み出す炎
(やきつくすこのみとこころを)
焼き尽くす この身と心を
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