マタイ福音書 5章 part①

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こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。

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(いえすはこのぐんしゅうをみてやまにのぼりざにつかれるとでしたちがみもとにちかよってきた)

イエスはこの群衆を見て山に登り座につかれると弟子達がみもとに近寄ってきた

(そこで、いえすはくちをひらき、かれらにおしえていわれた。)

そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて言われた。

(こころのまずしいひとたちは、さいわいである、てんごくはかれらのものである。)

こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。

(かなしんでいるひとたちは、さいわいである、かれらはなぐさめられるであろう。)

悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう。

(にゅうわなひとたちは、さいわいである、かれらはちをうけつぐであろう。)

柔和な人たちは、さいわいである、彼らは地を受けつぐであろう。

(ぎにうえかわいているひとたちはさいわいである、かれらはあきたりるようになるであろう)

義に飢え乾いている人達は幸いである、彼らは飽き足りるようになるであろう

(あわれみぶかいひとたちは、さいわいである、かれらはあわれみをうけるであろう。)

あわれみ深い人たちは、さいわいである、彼らはあわれみを受けるであろう。

(こころのきよいひとたちは、さいわいである、かれらはかみをみるであろう。)

心の清い人たちは、さいわいである、彼らは神を見るであろう。

(へいわをつくりだすひとたちは、さいわいである、かれらはかみのことよばれるであろう。)

平和を創り出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。

(ぎのためにはくがいされてきたひとたちは、さいわいである、てんごくはかれらのものである)

義のために迫害されてきた人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである

(わたしのためにひとびとがあなたがたをののしり、またはくがいし、あなたがたにたいし)

わたしのために人々があなたがたをののしり、また迫害し、あなたがたに対し

(いつわってさまざまのわるくちをいうときには、あなたがたは、さいわいである。)

偽って様々の悪口を言う時には、あなたがたは、さいわいである。

(よろこび、よろこべ、てんにおいてあなたがたのうけるむくいはおおきい。)

喜び、よろこべ、天においてあなたがたの受ける報いは大きい。

(あなたがたよりまえのよげんしゃたちも、おなじようにはくがいされたのである。)

あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。

(あなたがたはちのしおである。もししおのききめがなくなったらなにによってそのあじが)

あなた方は地の塩である。もし塩の効き目がなくなったら何によってその味が

(とりもどされようか。もはや、なんのやくにもたたず、)

取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、

(ただそとにすてられて、ひとびとにふみつけられるだけである。)

ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。

(あなたがたは、よのひかりである。やまのうえにあるまちはかくれることができない。)

あなたがたは、世の光である。山の上にある町は隠れることができない。

(また、あかりをつけて、それをますのしたにおくものはいない。)

また、あかりをつけて、それを枡の下におく者はいない。

(むしろしょくだいのうえにおいて、いえのなかのすべてのものをてらさせるのである。)

むしろ燭台の上において、家の中のすべてのものを照させるのである。

など

(そのようにあなたがたのひかりをひとびとのまえにかがやかし、そしてひとびとがあなたがたのよい)

そのようにあなた方の光を人々の前に輝かし、そして人々があなた方の良い

(おこないをみて、てんにいますあなたがたのちちをあがめるようにしなさい。)

行いを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい。

(わたしがりっぽうやよげんしゃをはいするためにきた、とおもってはならない。)

わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。

(はいするためではなく、じょうじゅするためにきたのである。)

廃するためではなく、成就するためにきたのである。

(よくいっておく。てんちがほろびゆくまでは、りっぽうのいってん、)

よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、

(いっかくもすたることはなく、ことごとくまっとうされるのである。)

一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。

(それだから、これらのもっともちいさいいましめのひとつでもやぶり、またそうするようにひとに)

それだから、これらの最も小さい戒めの一つでも破り、またそうするように人に

(おしえたりするものは、てんごくでもっともちいさいものとよばれるであろう。しかし、これを)

教えたりする者は、天国で最も小さい者と呼ばれるであろう。しかし、これを

(おこないまたそうおしえるものは、てんごくでおおいなるものとよばれるであろう。)

おこないまたそう教える者は、天国で大いなる者と呼ばれるであろう。

(わたしはいっておく。あなたがたのぎがりっぽうがくしゃやぱりさいびとのぎに)

わたしは言っておく。あなたがたの義が律法学者やパリサイ人の義に

(まさっていなければ、けっしててんごくに、はいることはできない。)

まさっていなければ、決して天国に、はいることはできない。

(むかしのひとびとに、ころすな。ころすものはさいばんをうけねばならない。)

昔の人々に、殺すな。殺す者は裁判を受けねばならない。

(といわれていたことは、あなたがたのきいているところである。しかし、わたしは)

と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。しかし、私は

(あなたがたにいう。きょうだいにたいしていかるものは、だれでもさいばんをうけねばならない。)

あなたがたに言う。兄弟に対して怒る者は、だれでも裁判を受けねばならない。

(きょうだいにむかっておろかものというものは、ぎかいにひきわたされるであろう。また、)

兄弟にむかって愚か者と言う者は、議会に引きわたされるであろう。また、

(ばかものというものは、じごくのひになげこまれるであろう。だから、さいだんにそなえものを)

ばか者と言う者は、地獄の火に投げ込まれるであろう。だから、祭壇に供え物を

(ささげようとするばあい、きょうだいがじぶんにたいしてなにかうらみをいだいていることを、)

ささげようとする場合、兄弟が自分に対して何か恨みを抱いていることを、

(そこでおもいだしたなら、そのそなえものをさいだんのまえにのこしておき、まずいってその)

そこで思い出したなら、その供え物を祭壇の前に残しておき、まず行ってその

(きょうだいとわかいし、それからかえってきて、そなえものをささげることにしなさい。)

兄弟と和解し、それから帰ってきて、供え物をささげることにしなさい。

(あなたをうったえるものといっしょにみちをいくときには、そのとちゅうではやくなかなおりをしなさい。)

あなたを訴える者と一緒に道を行く時には、その途中で早く仲直りをしなさい。

(そうしないと、そのうったえるものはあなたをさいばんかんにわたし、さいばんかんはしたやくにわたし、)

そうしないと、その訴える者はあなたを裁判官にわたし、裁判官は下役にわたし

(そして、あなたはごくにいれられるであろう。)

そして、あなたは獄に入れられるであろう。

(よくあなたにいっておく。さいごのいちこどらんとをしはらってしまうまでは、けっして)

よくあなたに言っておく。最後の一コドラントを支払ってしまうまでは、決して

(そこからでてくることはできない。かんいんするなといわれていたことは、)

そこから出てくることはできない。かんいんするなと言われていたことは、

(あなたがたのきいているところである。しかし、わたしはあなたがたにいう。)

あなたがたの聞いているところである。しかし、わたしはあなたがたに言う。

(だれでも、じょうよくをいだいておんなをみるものは、こころのなかですでにかんいんをしたのである。)

誰でも情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでにかんいんをしたのである。

(もしあなたのみぎのめがつみをおかさせるなら、それをぬきだしてすてなさい。ごたいの)

もしあなたの右の目が罪を犯させるなら、それを抜き出して捨てなさい。五体の

(いちぶをうしなっても、ぜんしんがじごくになげいれられないほうがあなたにとってえきである。)

一部を失っても、全身が地獄に投げ入れられない方があなたにとって益である。

(もしあなたのみぎのてがつみをおかさせるならそれをきってすてなさい。)

もしあなたの右の手が罪を犯させるならそれを切って捨てなさい。

(ごたいのいちぶをうしなってもぜんしんがじごくにおちこまないほうがあなたにとってえきである。)

五体の一部を失っても全身が地獄に落ち込まない方があなたにとって益である。

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