名言　格言　３２　勇気の出る言葉

(かがやくもの、かならずしもきんならず。)

輝くもの、必ずしも金ならず。

(きどあいらくのはげしさは、そのかんじょうとともにじつりょくまでもほろぼす。)

喜怒哀楽の激しさは、その感情とともに実力までも滅ぼす。

(わるくちをいわれてわがみをただすことのできるにんげんはしあわせというべきだ。)

悪口を言われて我が身を正すことの出来る人間は幸せと言うべきだ。

(のぞんだものをてにするとく。ゆめ、しゅんかんのできごと、あわときえるつかのまのよろこびでしかない)

望んだ物を手にする得。夢、瞬間の出来事、泡と消える束の間の喜びでしかない

(あんしん、それがにんげんのもっともちかくにいるてきである。)

安心、それが人間の最も近くにいる敵である。

(いまひつようなもののようにおうじてこそかっこうがよい。やくにたつことが、まずかんようだ。)

いま必要なものの用に応じてこそ格好がよい。役に立つことが、まず肝要だ。

(こんばんひとばんはがまんしなさい。つぎはこらえるのがらくになる。そのつぎはもっとらくになる)

今晩一晩は我慢しなさい。次はこらえるのが楽になる。その次はもっと楽になる

(うんめいとは、もっともふさわしいばしょへと、あなたのたましいをはこぶのだ。)

運命とは、最もふさわしい場所へと、貴方の魂を運ぶのだ。

(そなえよ。たとえいまではなくとも、ちゃんすはいつかやってくる。)

備えよ。たとえ今ではなくとも、チャンスはいつかやって来る。

(かなしみがくるときは、たんきではやってこない。かならずぐんだんでおしよせる。)

悲しみが来るときは、単騎ではやってこない。かならず軍団で押し寄せる。

(おまえは、たにんのなかにあるじぶんとおなじけってんをむちうとうとするのか。)

おまえは、他人のなかにある自分と同じ欠点をむち打とうとするのか。

(おまえのひかりは、いま、どこにある。)

お前の光は、今、何処にある。

(たのしんでやるくろうは、くつうをいやすものだ。)

楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ。

(きたいはあらゆるくのうのもと。)

期待はあらゆる苦悩のもと。

(けんめいに、そしてゆっくりと。はやくはしるやつはころぶ。)

賢明に、そしてゆっくりと。速く走るやつは転ぶ。

(ことばがやくにたたないときには、じゅんすいにしんしなちんもくがしばしばひとをせっとくする。)

言葉が役に立たないときには、純粋に真摯な沈黙がしばしば人を説得する。

(しっぱいのいいわけをすれば、そのしっぱいがどんどんめだっていくだけです。)

失敗の言い訳をすれば、その失敗がどんどん目立っていくだけです。

(じじょうかわれどおのれのあいはかわらない。あいてはこころをうつさずおのれもこころをうつさないそれがあい)

事情変われど己の愛は変わらない。相手は心を移さず己も心を移さないそれが愛

(しっとするひとはわけがあるからうたがうんじゃないんです。うたがいぶかいからうたがうんです。)

嫉妬する人はわけがあるから疑うんじゃないんです。疑い深いから疑うんです。

(うつくしいものでもこういによってはしゅうかいになる。くさったゆりはひどいにおいをてんちにはなつ)

美しい物でも行為によっては醜怪になる。腐った百合はひどい臭いを天地に放つ

(こさめはふりつづくがおおあらしあっというま。はやくうまをはしらせるもの、はやくうまをつかれさせる)

小雨は降り続くが大嵐あっという間。早く馬を走らせる者、早く馬を疲れさせる

(てきのためひをふくいかりも、かねつしすぎてはじぶんがやけどする。)

敵のため火を吹く怒りも、加熱しすぎては自分が火傷する。

(てんはみずからこうどうしないものにすくいのてをさしのべない。)

天は自ら行動しない者に救いの手をさしのべない。

(さけることができないものは、ほうようしてしまわなければならない。)

避けることができないものは、抱擁してしまわなければならない。

(ときというものは、それぞれのにんげんによって、それぞれのはやさではしるものなのだよ)

時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ

(たとえこおりのようにけっぺきでゆきのようにけっぱくであろうとも、よのわるぐちはまぬがれまい)

たとえ氷のように潔癖で雪のように潔白であろうとも、世の悪口はまぬがれまい

(ほんとうはあたまがいいからあほのまねができる。じょうずにとぼけてみせるのはとくしゅなさいのう)

本当は頭がいいから阿呆の真似ができる。上手にとぼけてみせるのは特殊な才能

(たとえちいさなおのでも、すうひゃっかいこれをうてばかたいかしのきもきりたおせる。)

たとえ小さな斧でも、数百回これを打てば堅い樫の木も切り倒せる。

(とじこめられているひが、いちばんつよくもえるものだ。)

とじこめられている火が、いちばん強く燃えるものだ。

(ひとつのかおはかみがあたえてくださった。もうひとつのかおはじぶんでつくるのだ。)

ひとつの顔は神が与えてくださった。もうひとつの顔は自分で造るのだ。