彗星になれたなら

(ひがしずんだすぐあとの)

日が沈んだすぐあとの

(あいがだいすきなのは)

藍が大好きなのは

(あなたのあのこがねいろの)

あなたのあの黄金色の

(かみがまぶしすぎなくなるから)

髪が眩しすぎなくなるから

(あのひふたりをみていた)

あの日ふたりを見ていた

(なにもしらぬすいせいになれたならいいのに)

何も知らぬ彗星になれたならいいのに

(あいのはてにゆけるのに)

藍の果てに往けるのに

(くうそうばかりはなすぼくだから)

空想ばかり話す僕だから

(はなればなれになったのか)

離れ離れになったのか

(いつのまにかあなたのことをわすれちゃって)

いつのまにかあなたのことを忘れちゃって

(ただいきをすうがらくたに)

ただ息を吸うガラクタに

(なればわらえるときもあるかな)

なれば笑える時もあるかな

(そんなあしたがきたなら)

そんな明日が来たなら

(やきつくしてすいせいよ)

焼き尽くして彗星よ

(やめたほうがいいのに)

やめたほうがいいのに

(おとなたちはわらうけど)

大人達は笑うけど

(こきゅうよりもとうぜんなあなたの)

呼吸よりも当然なあなたの

(えがおだけがわかっているたぶん)

笑顔だけが解っている　多分

(だんだんいろがなくなって)

だんだん色が無くなって

(あなたのたんじょうびもわすれちゃうような)

あなたの誕生日も忘れちゃうような

(おとなになったらどうするどうする)

大人になったらどうする　どうする

(ゆめのようにあいして)

夢のように愛して

(あいのようにゆめをみて)

愛のように夢を見て

(くうそうでもしんじれば)

空想でも信じれば

(いつかかなうからといってた)

いつか叶うからと言ってた

(すいせいになれなかったすがたを)

彗星になれなかった姿を

(わらいとばしてほしかった)

笑い飛ばしてほしかった

(ひがしずんだすぐあとの)

日が沈んだすぐあとの

(あいがだいすきなのは)

藍が大好きなのは

(あなたのひとみがぼくのないてるとこ)

あなたの瞳が僕の泣いてるとこ

(みえなくていいから)

見えなくていいから