夜行性ハイズ

(かたづけたいわすれていたい)

片づけたい忘れていたい

(そんなかおでいつまでたたかうのまたひとりで)

そんな顔でいつまで戦うのまた一人で

(あいしてもあいしても)

愛しても愛しても

(そのたびにきずぐちがかおをだすまきもどすように)

そのたびに傷口が顔を出す巻き戻すように

(どうして１から１０までさらには１００までのみこむかなしみだけは)

どうして1から10まで更には100まで呑み込む悲しみだけは

(なくなってくれないの？)

亡くなってくれないの？

(そうじてにげばもないのに－１００からはじまるどうきのひびも)

総じて逃げ場もないのに－100から始まる動悸の日々も

(かくまってくれないや)

匿ってくれないや

(ちゃんとないてむりもしたら)

ちゃんと泣いて無理もしたら

(ここへおいでよいつだって)

ここへおいでよいつだって

(これからをわかせようか)

これからを沸かせようか

(ねむたいがねないまだきょうがいい)

眠たいが寝ないまだ今日が良い

(ぼくらなんどだっておもいあってひかっていくんだよ)

僕ら何度だって思いあって光っていくんだよ

(けせないさいていはりそうじゃない)

消せない最低は理想じゃない

(なんかはいなしゃいがちょうどいいやすくっていたいのさ)

なんかハイなシャイがちょうどいいや救っていたいのさ

(「しにたい」「きえたい」もいじょうじゃない)

「死にたい」「消えたい」も異常じゃない

(よしよしのしーでひみつかいぎほらはきだしちゃおう)

よしよしのシーで秘密会議ほら吐き出しちゃおう

(きみはないたってきれいだよ)

君は泣いたって綺麗だよ

(さらばあんちびーとまえをむいてわらっていこうじゃない)

さらばアンチビート前を向いて笑っていこうじゃない

(もう)

もう

(さびしくないかなしくない)

寂しくない悲しくない

(ぬりかさねたつよがりふかいあおあらいながせたら)

塗り重ねた強がり深い青洗い流せたら

(ばいばいをばいばいを)

バイバイをバイバイを

(ばかみたいなせかいにありがとうさがさないでね)

馬鹿みたいな世界にありがとう探さないでね

(そうしてぼくらはひろくもせまくもあつくもさむくもないこのへやで)

そうして僕らは広くも狭くも熱くも寒くもないこの部屋で

(だきあっていきするの)

抱き合って息するの

(じょうしきはずれをはずれてふたりだけのあいことばでかぎをかけたら)

常識ハズレを外れて二人だけの愛言葉で鍵を掛けたら

(さあどんなやこうをしようか)

さあどんな夜行をしようか

(だけどいたいだからいたい)

だけど痛いだから痛い

(やさしさがしみこんでいく)

優しさが沁み込んでいく

(しょうどくをはじめようか)

消毒を始めようか

(ねむたいがねないまだきょうがいい)

眠たいが寝ないまだ今日が良い

(こえをなんどだっておくりあってたもってきましたが)

声を何度だって送りあって保ってきましたが

(やめようにげようだいじょうぶだよ)

やめよう逃げよう大丈夫だよ

(もうねたっていいのちゃんとぼくがまもってあげるから)

もう寝たっていいのちゃんと僕が守ってあげるから

(”おはよう”をしようまた”きょう”にしよう)

”おはよう”をしようまた”今日”にしよう

(よしよしのしーでひみつかいぎほらはきだしちゃおう)

よしよしのシーで秘密会議ほら吐き出しちゃおう

(ぼくもないちゃってやばいから)

僕も泣いちゃってやばいから

(さらばあんちびーとまえをむいてわらっていこうじゃない)

さらばアンチビート前を向いて笑っていこうじゃない

(よわむしなぼくたちはかわってもかわってない)

弱虫な僕たちは変わっても変わってない

(おわらないきょうもはいず)

終わらない今日もハイズ

(ひかっていくひかっていく)

光っていく光っていく

(つらいのはつらいけど)

ツラいのはツラいけど

(ふたりでのりこえるさ)

二人で乗り越えるさ