ロスト

(ふわふわただようよまだ)

フワフワ漂うよ　まだ

(きみへつながるきーわーど)

君へ繋がるキーワード

(ゆうぐれさぼてんなびくかーてん)

夕暮れ　サボテン　なびくカーテン

(さいたよももいろのはな)

咲いたよ　桃色の花

(きみのよそうどおりだよ)

君の予想通りだよ

(しゅんかしゅうとうこえてさいたよ)

春夏秋冬　越えて咲いたよ

(りびんぐにぽつりともちぬしをまつそふぁ)

リビングにポツリと持ち主を待つソファ

(きみのいないみらいえがいてはけして)

君のいない未来　描いては消して

(ねぇ)

ねぇ

(まよいごみたいにさなきじゃくったら)

迷い子みたいにさ　泣きじゃくったら

(だれかがきみをさがしてくれる)

誰かが君を探してくれる？

(とけいのはりはまたいつものようにときをきざむ)

時計の針は　またいつものように時を刻む

(このへやぼくだけにじむりずむ)

この部屋　僕だけ　にじむリズム

(ろじだらけのえきまえにきれいなびるたつんだよ)

路地だらけの駅前に綺麗なビル建つんだよ

(さよならさよならなつかしいひび)

さよなら　さよなら　懐かしい日々

(ばかばなしばかりだけどちゃんとおぼえているさ)

馬鹿話ばかりだけどちゃんと憶えているさ

(わらいごえなきがおかさねたゆめ)

笑い声　泣き顔　重ねた夢

(ゆきかうあしおとかなしみはこんでくるから)

行き交う足音　悲しみ運んでくるから

(みみをふさいでいるんだよ)

耳をふさいでいるんだよ

(でもちゃんとわかってる)

でもちゃんとわかってる

(きみのいないまちぼくはここにいる)

君のいない街　僕はここにいる

(まっすぐにのびたみち)

まっすぐに延びた道

(やがていつかはだれかのみちとじゅうじろになる)

やがていつかは誰かの道と十字路になる

(ひとりじゃいきられない)

一人じゃ生きられない

(ふかんぜんにつくられたいみをおしえて)

不完全に作られた意味を教えて

(きみはもうしったのだろう)

君はもう知ったのだろう？

(ああぼくらはなぜ)

ああ　僕らはなぜ

(わすれることなんかできやしない)

忘れることなんか出来やしない

(このまちこのへやこのからだ)

この街　この部屋　この身体

(とけいのはりはまたいつものようにときをきざむ)

時計の針はまた　いつものように時を刻む

(ゆっくりきおくがにじんでも)

ゆっくり　記憶がにじんでも

(まっすぐにのびたみち)

まっすぐに延びた道

(やがていつかはだれかのみちとじゅうじろになる)

やがていつかは誰かの道と十字路になる

(であいとおなじかずだけわかれをくりかえしてく)

出会いと同じ数だけ　別れを繰り返してく

(いっぽずつすこしずつあるいていこうさあ)

一歩ずつ　少しずつ　歩いて行こう　さあ