意味が分かると怖い話75 概要欄に説明あり

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プレイ回数2326難易度(4.2) 1387打 長文
仲良くなりたい
帰ってきましたこのシリーズ。
超不定期更新ですけどこれが一番人気があるという事実。
なので最初は5作品くらいつくってもう失踪しようかと思っていたのですが何故かプレイ数が増えるので作らざるを得ない。
しかしプレッシャーになってしまってはいけないので更新日などを全く決めずに作りたいときに作る。それがこのシリーズのモットー。

解説
最上階まで登っていく彼女を見送っているという事は、俺はおりていない。
定員が5人なのに、彼女、カップル、老夫婦が乗っても定員オーバーになっていない事。
以上の点から俺はこの世のものではない。
そして、俺はそれを自覚している。
この世のものではないことに気付いていないのではなく、
意図して彼女を引きずり込もうとしていることが最後の一文でわかる。
ルールというのは怪異と会話することが引き込まれるきっかけになるというルール。
俺自身がそのルールを破ってしまった経験からそれを知っていたのでしょう。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 モロ 6103 A++ 6.3 96.5% 220.2 1394 50 39 2024/10/29
2 tetsumi 4905 B 5.0 97.6% 281.5 1415 34 39 2024/10/13

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問題文

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(おれのすむまんしょんには、)

俺の住むマンションには、

(えれべーたーが1きしかない。)

エレベーターが1基しかない。

(しかもうすぐらいし、)

しかも薄暗いし、

(あげくのはてにはていいん5にんとなっているのに)

挙句の果てには定員5人となっているのに

(おとなが3にんのればじゅうぶんきゅうくつさをかんじる)

大人が3人乗れば十分窮屈さを感じる

(ほんとうにてぜまなえれべーたーだ。)

本当に手狭なエレベーターだ。

(だからきもちはわからなくはないのだが、)

だから気持ちはわからなくはないのだが、

(ほかのじゅうにんとのりあわせたりすると)

他の住人と乗り合わせたりすると

(あからさまにいやなかおをされたり、)

あからさまに嫌な顔をされたり、

(したうちをされたりするときもある。)

舌打ちをされたりするときもある。

(さすがにそれはどうなんだとおもうよ。)

さすがにそれはどうなんだと思うよ。

(そして、おれがないしんねらっている)

そして、俺が内心狙っている

(せいそなかんじのじょしだいせいっぽいかんじのおんなのこがいるのだが、)

清楚な感じの女子大生っぽい感じの女の子がいるのだが、

(そのかのじょなんかは)

その彼女なんかは

(えれべーたーのとびらがあいておれがいるってわかったしゅんかん)

エレベーターの扉が開いて俺がいるってわかった瞬間

(すごくいやそうなかおをする。)

すごく嫌そうな顔をする。

(いったいかこにおれはなにかむいしきにわるいことをしたのだろうか。)

一体過去に俺は何か無意識に悪いことをしたのだろうか。

(なんならききたくもなるが、)

何なら聞きたくもなるが、

(しかいにすらいれたくないとこっちをむいてくれない。)

視界にすら入れたくないとこっちを向いてくれない。

(まいかいあしばやにおりていくかのじょのせなかをみるたびに)

毎回足早に降りていく彼女の背中を見るたびに

など

(そんなにいやならえれべーたーなんてつかわなければいいのに。)

そんなに嫌ならエレベーターなんて使わなければいいのに。

(とおもってしまう。)

と思ってしまう。

(しかし10かいにすむかのじょはそういうわけにはいかないのだろう。)

しかし10階に住む彼女はそういうわけにはいかないのだろう。

(おれはこころにきめた。)

俺は心に決めた。

(いつかぜったいかのじょにこえをかけよう。)

いつか絶対彼女に声をかけよう。

(はなしかけてなにかかいわのきっかけになればいい。)

話しかけて何か会話のきっかけになればいい。

(そのひは、3かいにすむかっぷると7かいのろうふうふといっしょだった。)

その日は、3階に住むカップルと7階の老夫婦と一緒だった。

(かのじょもふたりきりでなければよいのか、)

彼女も二人きりでなければ良いのか、

(こちらをにらむようなことはなかった。)

こちらを睨むようなことはなかった。

(かのじょは、じぶんがすむさいじょうかいまでのらず、)

彼女は、自分が住む最上階まで乗らず、

(ふうふのあとをおうように7かいでおりてしまった。)

夫婦の後を追うように7階で降りてしまった。

(おれはおもわずそれをおいかける。)

俺は思わずそれを追いかける。

(ひじょうかいだんをのぼるかのじょに、したからこえをかける。)

非常階段を上る彼女に、下から声をかける。

(「なんでそんなにぼくをさけるんですか?」)

「なんでそんなに僕を避けるんですか?」

(「ねえ、あなたとなかよくなりたいんです」)

「ねえ、あなたと仲良くなりたいんです」

(「ぼくがなにかしましたか?」)

「僕が何かしましたか?」

(「きいてくださいよ。みえてるんでしょ?」)

「聞いてくださいよ。見えてるんでしょ?」

(けっきょくかのじょは、おれとかいわをかわしてはくれなかった。)

結局彼女は、俺と会話を交わしてはくれなかった。

(なんだ、るーるをしってたのか。)

なんだ、ルールを知ってたのか。

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