呼吸する春たち
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歌詞(問題文)
(よるのとばりまくればおはようのたいむらいん)
夜の帳 捲れば「おはよう」のタイムライン
(ねぼけたまちがあくびする)
寝惚けた街が欠伸する
(ゆううつなまつげなんどもだきあっては)
憂鬱な睫毛 何度も抱き合っては
(はざまのげんじつにせんちめんたる)
狭間の現実にセンチメンタル
(いまをだいじにとかやればできるだとか)
今を大事にとか やれば出来るだとか
(すきかってにいってくれるなよ)
好き勝手に言ってくれるなよ
(なんどめのためいきだこっちのじじょうしらんぷり)
何度目の溜息だ 此方の事情 知らんぷり
(ごつごうしゅぎのれーるねえどこいき)
御都合主義のレール「ねえ 何処行き?」
(たいしたわけないんだきがついたら)
大した動機ないんだ 気が付いたら
(うまれおちていたぼくらきょうじゅするままに)
産まれ堕ちていた僕等 享受するままに
(じんせいのいぎはくしんのえんぎ)
人生の意義 迫真の演技
(かわりはいるんでしょ)
「代役は居るんでしょ?」
(いつだっていつだってあてどないまま)
何時だって 何時だって 当て所ないまま
(あおくじゅくせぬもらとりー)
碧く 熟せぬ モラトリー
(あいまいなかんじょうでいきができないなら)
曖昧な感情で 呼吸ができないなら
(よるべないはるとさよならしようか)
寄る辺ない春と サヨナラしようか
(いつからだろうしきさいうしなったきょうかいせんはもう)
何時からだろう 色彩失った境界線はもう
(とっくにくさってかってにあたえられたじんせいきょうもこなす)
とっくに腐って 勝手に与えられた人生 今日も熟す
(みもしらぬなもしらぬどこかのえきで)
見も知らぬ名も知らぬ 何処かの駅で
(みすぼらしくさまよってみる)
みすぼらしく 彷徨ってみる
(ああいっそいたみなくきえてしまいたいなぁ)
嗚呼、いっそ痛みなく消えてしまいたいなぁ
(どうしてだろうおもいえがいたはずのみらいいまはもう)
如何してだろう 想い画いた筈の未来 今はもう
(ずっとむかしみかぎってぽっかりあいたこうかいとほうむった)
ずっと昔 見限って ぽっかり空いた 後悔と葬った
(かえるすべはないとわかってもまたないものねだり)
帰る術はないと解っても また無いもの強請り
(だれもおしえてくれなくて)
「誰も教えてくれなくて」
(いつだっていつだってあこがれたまま)
何時だって 何時だって 憧れたまま
(あおくじゅくせぬのすたるじー)
碧く 熟せぬ ノスタルジー
(かいらいのにんぎょうじゃいきができなくて)
傀儡の人形じゃ 呼吸ができなくて
(よるべないはるがまばたきするだけ)
寄る辺ない春が 瞬きするだけ
(どこかいびつでかわいげのないかじつ)
何処か歪で 可愛げのない果実
(うぞうむぞうぜんぶほおばっておとなになっていた)
有象無象 全部頬張って 大人になっていた
(なんでつくりわらいうまくなってなみだのだしかたわすれて)
「なんで?」 作り笑い巧くなって 涙の出し方忘れて
(いきたふりでしんだまいにちおくって)
生きたフリで死んだ毎日送って
(らららながされあけのみょうじょう)
ららら 流され 明けの明星
(ららばいにばいばいまたおきるじかんだ)
ララバイにバイバイ また起きる時間だ
(なみうってゆらぐはるとらわれたいろ)
波打って 揺らぐ春 囚われた色彩
(まっしろなとうあんにさよならかきこんだら)
真っ白な答案に「さよなら」書き込んだら
(ゆうしてっせんとびこえて)
有刺鉄線 跳び越えて
(いつだっていつだってあてどないまま)
何時だって何時だって 当て所ないまま
(あおくじゅくせぬもらとりー)
碧く 熟せぬ モラトリー
(あいまいなかんじょうがいきしているいまは)
曖昧な感情が 呼吸している今は
(そのすべてそらにばらまいて)
その全て 空にバラ撒いて
(つぶやいたまたね)
呟いた「またね」