IMAWANOKIWA

(どらまをみるのがすきだった)

ドラマを見るのが好きだった

(あまいはっぴーえんどにひたってはねむるのがすきだった)

甘いハッピーエンドに浸っては眠るのが好きだった

(まどからさしこむひかりとそよかぜがあさをおしえた)

窓から差し込む光とそよ風が朝を教えた

(ふとんのなかさえひえていたあさに)

布団の中さえ冷えていた朝に

(だれにもあいたくなくなってたいようをにらんでいた)

誰にも会いたくなくなって太陽を睨んでいた

(けつろごしのまちにしろいつばさをみたそのあしをみた)

結露越しの街に 白い翼を見た その四肢を見た

(まちがいなくあなたはわたしのてんしだ)

間違いなくあなたは私の天使だ

(あまいえんじぇるへいろー)

甘いエンジェルヘイロー

(あおいだあわれなさくりふぁいす)

仰いだ哀れなサクリファイス

(こうふくのていぎさえくつがえるほどにきれいなそのひとみに)

幸福の定義さえ覆るほどに綺麗なその瞳に

(すべてをうばわれた)

全てを奪われた

(もういやんなったのぜんぶいまはひたすらあなたと)

もう嫌んなったの全部 今はひたすらあなたと

(もっともうちょっといたいなっておもった)

もっと もうちょっと居たいなって 思った

(くらいほうはみないでだきしめた)

暗いほうは見ないで抱きしめた

(どらまをみるのがすきだった)

ドラマを見るのが好きだった

(あまいはっぴーえんどにひたってはねむるのがすきだった)

甘いハッピーエンドに浸っては眠るのが好きだった

(まどからさしこむひかりとそよかぜがあさをおしえた)

窓から差し込む光とそよ風が朝を教えた

(ここにないものここにいないひと)

此処に無いもの 此処に居ない人

(こおったゆかのわんるーむからつれだしてくれたら)

凍った床のワンルームから連れ出してくれたら

(あまいえんじぇるへいろー)

甘いエンジェルヘイロー

(かんだあわれなあのにます)

噛んだ憐れなアノニマス

(こうふくのていぎさえくつがえるほどにくすりづけでもかまわない)

幸福の定義さえ覆るほどに薬漬けでも構わない

(ゆめをみたいだけだ)

夢を見たいだけだ

(もういやんなったのぜんぶいまはひたすらあなたと)

もう嫌んなったの全部 今はひたすらあなたと

(もっともうちょっといたいなっておもった)

もっと もうちょっと居たいなって 思った

(くらいほうはみないできすをしたのさ)

暗いほうは見ないで キスをしたのさ

(まちがいなくあなたはわたしのてんしだった)

間違いなくあなたは私の天使だった

(ひかりさすばるこにーからてをのばした)

光差すバルコニーから 手を伸ばした

(つかんだんだ、たしかに)

掴んだんだ、確かに

(いまわのきわにてとろけたあわれなさくりふぁいす)

今際の際にて とろけた哀れなサクリファイス

(こうふくのていぎさえくつがえるほどにきれいなそのひとみに)

幸福の定義さえ覆るほどに綺麗なその瞳に

(すべてをうばわれた)

全てを奪われた

(もういやんなったのぜんぶいまはひたすらあなたと)

もう嫌んなったの全部 今は ひたすらあなたと

(「いっそ、てんごくがみたいな」ってわらった)

「いっそ、天国が見たいな」って笑った

(くらいほうはみないでとびたってとびたっていくのさ)

暗いほうは見ないで飛び立って 飛び立っていくのさ