小雨爛漫

(あっぱれはてつのしんぞうにけがはえてるからいいけど、)

天晴は鉄の心臓に毛が生えてるからいいけど、

(そのてんおれはじしんかみなりかじおやじ、いもうと、まんじゅう、いいなずけ・・・)

その点俺は地震雷火事親父、妹、まんじゅう、許嫁・・・

(こさめらんまんごらんく)

小雨爛漫ご覧く

(ねこをかってるとおもえばがまんできるか、あっぱれのせわも)

猫を飼ってると思えば我慢できるか、天晴の世話も

(みしらぬくにでねことこどものせわをするはんげついっとうりゅうしはんだい)

見知らぬ国で猫と子供の世話をする半月一刀流師範代

(みんなだいすきこさめらんまん！このあとす)

みんな大好き小雨爛漫！この後す

(そりゃかんしゃされたいよ。すいじせんたくだってりっぱなしごとでしょ？)

そりゃ感謝されたいよ。炊事洗濯だって立派な仕事でしょ？

(おれのめしをさいしょにたべたとき、あっぱれのやつなんていったとおもいます？)

俺の飯を最初に食べた時、天晴の奴なんて言ったと思います？

(あ、こさめらんま)

あ、小雨爛ま

(あっぱれに”れーすはながちょうばだからおれのしーとにはりくらいにんぐを)

天晴に”レースは長丁場だから俺のシートにはリクライニングを

(つけてくれ”っていったら”おまえのしーとにせもたれはない”だって。)

つけてくれ”って言ったら”お前のシートに背もたれはない”だって。

(ははは・・・)

ははは・・・

(こさめらんまんおた)

小雨爛漫おた

(あっぱれとくらすようになってよかったことはたいていのことは)

天晴と暮らすようになって良かったことは大抵のことは

(”まぁいっか”ってゆるせるようになったことかな。)

”まぁいっか”って許せるようになったことかな。

(そんなじぶんがかなしいけど。まぁいっか！)

そんな自分が悲しいけど。まぁいっか！

(こさめらんまん！ごらん・・・)

小雨爛漫！ご覧・・・

(おれだってやろうとおもえばくるまのうんてんくらいできますよ。)

俺だってやろうと思えば車の運転くらいできますよ。

(あくせるはすすめ、ぶれーきはとまれ。くらっち（？）はまわれ？)

アクセルは進め、ブレーキは止まれ。クラッチ（？）は回れ？

(あんぜんだいいちこさめらん・・・)

安全第一小雨爛・・・