老病ギャラクティカ

(こしをそるたびにひざをおるたびに)

腰を反るたびに　膝を折るたびに

(「あ、いたたたたたたたたた！！」)

「あ、イタタタタタタタタタ！！」

(ほねがぎゃらくてぃか)

骨がギャラクティカ

(「おばあさんだよ～」「おじいさんだよ～」)

「おばあさんだよ～」「おじいさんだよ～」

(「ふたりあわせて」)

「ふたりあわせて」

(「おじいさんとおばあさんだぁよ～」)

「おじいさんとおばあさんだぁよ～」

(こんやはそらのあいおらいとがいやにまぶしいから)

今夜は宇宙のアイオライトが　いやに眩しいから

(めのかすみなどや)

目のかすみ　などや

(めのかわきどこか)

目のかわき　どこか

(どこかにげようかひかげ)

どこか逃げようか　日陰

(しどけないくらいゆらぐゆのみが)

しどけないくらい揺らぐ湯のみが

(こころなごますから)

心なごますから　(なごますから)

(あなただけきみだけ)

あなただけ　君だけ

(こんやだけよるに)

今夜だけ　夜に

(ほしがきをたべる)

干し柿を食べる

(「そしてはやめのしゅうしん、９じにねて４じにおきます」)

「そして早めの就寝、9時に寝て4時に起きます」

(みつめあなたのしょうじょう)

見つめ　あなたの症状

(てらしてろうびょうぎゃらくてぃか)

照らして老病ギャラクティカ

(とびでたあなたの)

飛び出た　あなたの

(いればがうちゅうが)

入れ歯が　宇宙が

(ぎらぎらってひかる)

ギラギラって光る

(ちかづくほどにばーさんねえ、こどくじーさん)

近づくほどにバーサン　ねえ、孤独ジーサン

(だきしめて)

抱きしめて

(ふたりのからだが)

ふたりの　身体が

(めとめがこしとこしが)

目と目が　腰と腰が

(よくなっていくぞかざふすたん)

良くなって行くぞカザフスタン

(ばっばっばぁや　ばっばばっばぁや)

婆婆婆ぁや　婆婆婆婆ぁや

(じっじっじぃや　じっじじっじぃや)

爺爺爺ぃや　爺爺爺爺ぃや

(ばっばっばぁや　ばっばばっばぁや)

婆婆婆ぁや　婆婆婆婆ぁや

(じっじっじぃや　じっじじっじぃや)

爺爺爺ぃや　爺爺爺爺ぃや

(「えー、ほんじつおこしいただいておりますのはよる、だれもいないうみべにくるまをとめ)

「エー、本日お越し頂いておりますのは夜、誰もいない海辺に車を止め

(そのなかでうたっていらっしゃるというたいへんろまんてぃっくですいきょうなおじいさまです)

その中で歌っていらっしゃるという大変ロマンティックで酔狂なお爺様です

(ごとしえいえんの８２さいしまじいさんですそれではうたっていただきましょうどうぞ」)

御年永遠の82歳島爺さんです　それでは歌って頂きましょう　どうぞ」

(ゆれるぼでぃこんのばあのこしが)

揺れるボディコンの婆の腰が

(ひだりみぎひだりみぎｂａｂａ)

←→←→ＢＡＢＡ

(こんやだけじじも)

今夜だけ　ジジも

(おどりましょう)

踊りましょう

(あふろでぃすこせだいだから)

アフロディスコ世代だから

(「どうきいきぎれかんせつつうひろうこっせつにごちゅういください」)

「動悸・息切れ・関節痛・疲労骨折にご注意ください」

(みつめあなたのひょうじょう)

見つめ　あなたの表情

(かくしてみょうじょうぎゃらくてぃか)

隠して明星ギャラクティカ

(あのときめいたきもちをいつだって)

あのときめいた気持ちをいつだって

(わすれずにいるから)

忘れずにいるから

(うまれたときのけんこう)

生まれた時の健康

(なくしてろうびょうぎゃらくてぃか)

無くして老病ギャラクティカ

(おさちのおしまの)

お幸の　お島の

(こどうがこどうが)

鼓動が　鼓動が

(どきどきってはやる)

ドキドキって疾る　※動悸・息切れ

(こわれるほどにほーどん)

壊れるほどにホードン

(ほんとうのこといわないで)

本当のこといわないで

(さいごのよあけは)

最後の　夜明けは

(めとめがこしとこしが)

目と目が　腰と腰が

(くだけてきみはぎゃらくてぃか)

くだけて君はギャラクティカ

(いつだってあいはろまんてぃか)

いつだって愛はロマンティカ

(ばっばっばぁや　ばっばばっばぁや)

婆婆婆ぁや　婆婆婆婆ぁや

(じっじっじぃや　じっじじっじぃや)

爺爺爺ぃや　爺爺爺爺ぃや

(ばっばっばぁや　ばっばばっばぁや)

婆婆婆ぁや　婆婆婆婆ぁや

(じっじっじぃや　じっじじっじぃや)

爺爺爺ぃや　爺爺爺爺ぃや