日本経済新聞きょうのことば(11/16~22)
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問題文
(じゆうぼうえききょうてい)
自由貿易協定
(ふくすうのくにやちいきのあいだでものやさーびすのぼうえきをえんかつにするための)
複数の国や地域の間で、モノやサービスの貿易を円滑にするための
(とりきめのことゆしゅつにゅうにかかるかんぜいをひきさげたりてっぱいしたりすることで)
取り決めのこと。輸出入にかかる関税を引き下げたり撤廃したりすることで
(のうさんひんやこうぎょうひんをあんていてきにとりひきしたりきぎょうがかいがいでかつどうしたりしやすくする)
農産品や工業品を安定的に取引したり、企業が海外で活動したりしやすくする。
(sdgs)
SDGs
(sustainabledevelopmentgoals)
「Sustainable Development Goals」
(のかしらもじからとったりゃくごでこくさいしゃかいがきょうどうしてちきゅうきぼで)
の頭文字からとった略語で、国際社会が協働して地球規模で
(とりくむべきもくひょうがまとめられている2015ねん9がつのこくれんさみっとで)
取り組むべき目標がまとめられている。2015年9月の国連サミットで
(さいたくされせんしんこくをふくむせかいぜんたいで30ねんまでのたっせいをめざす)
採択され、先進国を含む世界全体で30年までの達成を目指す。
(15ねんまでのみれにあむかいはつもくひょうmdgsのこうけいもくひょうといちづけられる)
15年までのミレニアム開発目標(MDGs)の後継目標と位置付けられる。
(ccus)
CCUS
(かりょくはつでんしょなどからはいしゅつされるがすから)
火力発電所などから排出されるガスから
(co2をぶんりしてかいしゅうちょりゅうするぎじゅつはccu)
CO2を分離して回収・貯留する技術はCCU
(carbondioxidecaptureandstorage)
Carbon dioxide capture and storage
(とよばれるco2をたいきちゅうにださずおんだんかたいさくにやくだてられる)
と呼ばれる。CO2を大気中に出さず温暖化対策に役立てられる。
(かいしゅうちょりゅうだけでなくco2をゆうこうりようutilization)
回収・貯留だけでなく、CO2を有効利用(Utilization)
(することもくわえたぎじゅつがccusだ)
することも加えた技術がCCUSだ。
(せかいでやく60けんのぷろじぇくとがしんこうちゅうでやく20けんがかどうしている)
世界で約60件のプロジェクトが進行中で、約20件が稼働している。
(あぷりはいしんてすうりょう)
アプリ配信手数料
(あぷりすとあのうんえいしゃがすまーとふぉんあぷりのうりあげにたいして)
アプリストアの運営者が、スマートフォンアプリの売り上げに対して、
(あぷりうんえいじぎょうしゃにいっていのてすうりょうのしはらいぎむをかすしくみ)
アプリ運営事業者に一定の手数料の支払い義務を課す仕組み。
(すまほげーむのゆうりょうくじがちゃやていがくせいのかいいんさーびすなどが)
スマホゲームの有料くじ「ガチャ」や、定額制の会員サービスなどが
(たいしょうとなるべいあっぷるはゆうりょうあぷりにはげんそくとして)
対象となる。米アップルは有料アプリには原則として
(はんばいがくやあぷりないかきんのうりあげだかの30%のてすうりょうをかしているが)
販売額やアプリ内課金の売上高の30%の手数料を課しているが、
(むりょうあぷりについてはてすうりょうそのものをちょうしゅしていない)
無料アプリについては手数料そのものを徴取していない。
(さぶすくりぷしょんけいぞくかきんがたのあぷりについては)
サブスクリプション(継続課金)型のアプリについては
(2ねんめいこうけいぞくかきんするりようしゃぶんのてすうりょうを)
2年目以降継続課金する利用者分の手数料を
(15%ひきさげるかいていを16ねんにじっししている)
15%引き下げる改定を16年に実施している。
(ろっくだうん)
ロックダウン
(かんせんしょうやぼうどうなどのじたいがはっせいしたさい)
感染症や暴動などの事態が発生した際、
(ひがいかくだいをふせぐためにがいしゅつなどのこうどうをせいげんするそち)
被害拡大を防ぐために外出などの行動を制限する措置。
(しんがたころなういるすかではかんせんのどあいにおうじ)
新型コロナウイルス禍では感染の度合いに応じ、
(かっこくががいしゅつきんしれいなどのそちをこうじてきた)
各国が外出禁止令などの措置を講じてきた。
(えいごのlockdownはふうさをいみする)
英語の「lock down」は「封鎖」を意味する。
(としふうさのいみあいをふくむたんごだが)
都市封鎖の意味合いを含む単語だが、
(ころなかではゆるやかなこうどうせいげんをふくめたこうぎのいみでつかわれることがおおい)
コロナ禍では緩やかな行動制限を含めた広義の意味で使われることが多い。
(でんりょくのていたんそか)
電力の低炭素化
(せかいかっこくでにさんかたんそco2はいしゅつりょうのおおいせきたんかりょくはつでんをしゅくしょうし)
世界各国で二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭火力発電を縮小し、
(さいせいかのうえねるぎーやがすかりょくなどていたんそでんりょくのりようかくだいがすすんでいる)
再生可能エネルギーやガス火力など低炭素電力の利用拡大が進んでいる。
(さいせいえねはきほんてきにco2をはいしゅつしない)
再生エネは基本的にCO2を排出しない。
(せきたんかりょくからがすかりょくにきりかえればco2はいしゅつりょうをはんぶんにおさえられる)
石炭火力からガス火力に切り替えれば、CO2排出量を半分に抑えられる。
(しんえねるぎーしゃきせい)
新エネルギー車規制
(ちゅうごくせいふはかんきょうへのふたんがすくないしんえねるぎーしゃnev)
中国政府は環境への負担が少ない新エネルギー車(NEV)
(のふきゅうをおしすすめているでんきじどうしゃev)
の普及を推し進めている。電気自動車(EV)、
(ぷらぐいんはいぶりっとしゃphvねんりょうでんちしゃfcvを)
プラグインハイブリット車(PHV)、燃料電池車(FCV)を
(nevとしてがそりんしゃなどとくべつ)
NEVとしてガソリン車などと区別。
(めーかーにはんばいほじょきんをだすなどし)
メーカーに販売補助金を出すなどし、
(せいふしゅどうでげんちはんばいやせいぞうをきょうかしている)
政府主導で現地販売や製造を強化している。