見返り美人

(まどからみおろすまふゆのうみが)

窓から見おろす　真冬の海が

(あいはおわりとおしえてくれる)

愛は終わりと　教えてくれる

(こわれたてのなみのしぶきが)

壊れたての　波のしぶきが

(かぜにおわれてむねまでせまる)

風に追われて　胸までせまる

(とめてくれるかとせなかでまってたわ)

とめてくれるかと　背中で待ってたわ

(くつをひろいながらすこしまったわ)

靴を拾いながら　少し待ったわ

(じゆうじゆうひどいことばね)

自由　自由　ひどい言葉ね

(さめたおんなにおとこがめぐむ)

冷めた女に　男が恵む

(あヴぇまりあでもつぶやきながら)

アヴェマリアでも　呟きながら

(わたしべつじんかわってあげる)

私　別人　変わってあげる

(みまごうばかりかわってあげる)

見まごうばかり　変わってあげる

(だってさみしくてみかえりのびじん)

だって　さみしくて　見返りの美人

(なきぬれてはっぽうびじん)

泣き濡れて　八方美人

(だってさみしくてみかえりのびじん)

だって　さみしくて　見返りの美人

(なきぬれてはっぽうびじん)

泣き濡れて　八方美人

(ひとばんないたらおんなはびじん)

ひと晩泣いたら　女は美人

(うまれかわってはくじょうびじん)

生まれ変わって　薄情美人

(とおるひとにしなだれついて)

通る他人に　しなだれついて

(かがみにうつるあいつをみるの)

鏡に映る　あいつを見るの

(きいてくれるかとうわさながしたり)

聞いてくれるかと　噂流したり

(きにしてくれるかとわざとあれたり)

気にしてくれるかと　わざと荒れたり

(いいのいいのだれでもいいの)

いいの　いいの　誰でもいいの

(あいつでなけりゃこころはさばく)

あいつでなけりゃ　心は砂漠

(あヴぇまりあでもつぶやきながら)

アヴェマリアでも　呟きながら

(わたしべつじんかわってあげる)

私　別人　変わってあげる

(みまごうばかりかわってあげる)

見まごうばかり　変わってあげる

(だってさみしくてみかえりのびじん)

だって　さみしくて　見返りの美人

(なきぬれてはっぽうびじん)

泣き濡れて　八方美人

(だってさみしくてみかえりのびじん)

だって　さみしくて　見返りの美人

(なきぬれてはっぽうびじん)

泣き濡れて　八方美人

(あヴぇまりあでもつぶやきながら)

アヴェマリアでも　呟きながら

(わたしべつじんかわってあげる)

私　別人　変わってあげる

(みまごうばかりかわってあげる)

見まごうばかり　変わってあげる

(だってさみしくてみかえりのびじん)

だって　さみしくて　見返りの美人

(なきぬれてはっぽうびじん)

泣き濡れて　八方美人

(だってさみしくてみかえりのびじん)

だって　さみしくて　見返りの美人

(なきぬれてはっぽうびじん)

泣き濡れて　八方美人