蒼のワルツ

(なつかしさにおぼれたまだあおかったぼくら)

懐かしさに溺れた まだ青かった僕ら

(くもがのこるあいまただたいようをみていた)

雲が残る合間 ただ太陽を見ていた

(おざなりなぼくらあふれだしたこえが)

おざなりな僕ら 溢れだした声が

(ただたいせつなことはつたわらないようにできてた)

ただ大切な事は 伝わらないようにできてた

(かたちのないいろみをだきしめてみたの)

かたちのない色味を 抱きしめてみたの

(きたいとふあんのひびをこうかいのあじでしった)

期待と不安の日々を 後悔の味で知った

(しらないせかいへてをのばしたくて)

知らない世界へ 手を伸ばしたくて

(つよがりのうそなどぽけっとにしまった)

強がりのウソなど ポケットにしまった

(やさしさをつつむいたみもぜんぶおぼえていたくて)

優しさを包む痛みも全部 覚えていたくて

(ただねがってねがってうまれかわっても)

ただ願って願って 生まれ変わっても

(ふたしかなみらいをうたってはふれたくて)

不確かな未来を謳っては触れたくて

(つたってつたってほほをながれる)

伝って伝って 頬を流れる

(そのなみだのあじはいつかのやくそく)

その涙の味は いつかの約束

(ただはいになっておぼろげになって)

ただ灰になって 朧げになって

(とおくどこかへこのよるをこえてあおにそまる)

遠く何処かへ この夜を越えて蒼に染まる

(よもすがらゆめをはりめぐらしたおもいを)

夜もすがら夢を 張り巡らした想いを

(みつからないままつきはかげをおとした)

見つからないまま 月は影を落とした

(ねもやらずあけててもはなせなくて)

寝もやらず明けて 手も離せなくて

(あこがれるきみをとおざけてしまった)

憧れる君を 遠ざけてしまった

(あのひのぼくのまなざしもぜんぶかすんでしまって)

あの日の僕の眼差しも全部 霞んでしまって

(ただいたくていたくてたまらない)

ただ痛くて痛くて 堪らない

(そらのあおさはふかくいろをはらんではつめたくて)

空の青さは深く色を孕んでは冷たくて

(つたってつたってよせあうかたを)

伝って伝って 寄せ合う肩を

(ふるわせたかすかなぬくもりをいだいては)

震わせた 微かな温もりを抱いては

(まだみぬせかいへはなはかぜをまって)

まだ見ぬ世界へ 花は風を待って

(とおくどこかへこのよるをこえてあおにそまる)

遠く何処かへ この夜を越えて蒼に染まる

(おかしてきたあやまちもそのこうかいさえも)

犯してきた過ちも その後悔さえも

(かけがえのないものだから)

かけがえのないものだから

(ただねがってねがってうまれかわっても)

ただ願って願って 生まれ変わっても

(ふたしかなみらいをうたってはふれたくて)

不確かな未来を謳っては触れたくて

(つたってつたってほほをながれる)

伝って伝って 頬を流れる

(そのなみだのあじはいつかのやくそく)

その涙の味は いつかの約束

(ただはいになっておぼろげになって)

ただ灰になって 朧げになって

(とおくどこかへこのよるをこえてあおにそまる)

遠く何処かへ この夜を越えて蒼に染まる