腐心
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歌詞(問題文)
(はれぬくもがむねをかげらせたままで)
晴れぬ雲が 胸を翳らせたままで
(めをそむけることにふたりなれてしまった)
目を背けることに 二人慣れてしまった
(くちにだすことさえはばかられるかんじょうのなまえと)
口に出すことさえ 憚られる感情の名前と
(むきあえるでしょうか)
向き合えるでしょうか?
(なりゆきでころがりこんだてぜまにかんじるわんるーむ)
成り行きで転がり込んだ 手狭に感じるワンルーム
(ふたりすごすにはきゅうくつすぎるもので)
二人過ごすには 窮屈すぎるもので
(すいそうのなかおぼれるようなめいていに)
水槽の中 溺れるような 酩酊に
(きみのはいたいきをすいいきている)
君の吐いた息を吸い 生きている
(てあしからはてはのうさえもきみにがんじがらめ)
手足から果ては脳さえも君に 雁字搦め
(くさるこころきづかないふり)
腐る 心 気付かないふり
(あしたひとりになったらなんてじょうだんさえ)
明日一人になったら なんて冗談さえ
(わらえないことなんとよぼう)
笑えないこと 何と呼ぼう
(いえぬきずをむねでくゆらせたままで)
癒えぬ傷を 胸で燻らせたままで
(いえぬことをかさねふたりおぼれてゆく)
言えぬことを重ね 二人溺れてゆく
(ふじょうりさえかなしなどと)
不条理さえ カナし などと
(うそぶいたはずなのにふつかよいににる)
嘯いたはずなのに 宿酔に似る
(まわたでくびしめあってしまいになってしまおう)
真綿で首締め合って 終いになってしまおう
(このみぜんぶほねごとのみほしてしまおう)
この身全部骨ごと 飲み干してしまおう
(たいくつなまちのほうへと)
退屈な街の方へと
(てあしからはてはのうさえもきみにがんじがらめ)
手足から果ては脳さえも君に 雁字搦め
(くさるこころきづかないふり)
腐る 心 気付かないふり
(しにゆくかんけいをうつくしいとおもうなら)
死にゆく関係を美しいと思うなら
(このことばがふさわしいたいらくと)
この言葉が相応しい 頽落と
(てあしからはてはのうさえもきみにがんじがらめ)
手足から果ては脳さえも君に 雁字搦め
(くさるこころきづかないふり)
腐る 心 気付かないふり
(あやまちとおなじかずかかえたいたみさえ)
過ちと同じ数抱えた痛みさえ
(きらえないからあいとよぼう)
嫌えないから 愛と呼ぼう