生活ガ陶治スル/煮ル果実

(ゆううつのなかでおぼれてるだけさ)

憂鬱の中で溺れてるだけさ

(かるはずみなことばでぼくのいきかたが)

軽はずみな言葉で僕の生き方が

(へんげんじざいにあやつられたなら)

変幻自在に操られたなら

(このせかいからもうにげちゃえるのにな)

この世界からもう逃げちゃえるのにな

(なんでこころものうもすりへらして)

何で心も脳もすり減らして

(いきてなくちゃいけないんだろな)

生きてなくちゃいけないんだろな

(とうにあいそづかしたせいかつといむが)

とうに愛想尽かした生活と忌むが

(まだここにいるのはどうして)

まだここに居るのはどうして？

(このおさきがけむりでまっくらなしかいに)

このお先が煙で真っ暗な視界に

(かすかにうつるひかりはおとをかなでたときだけにみえたけど)

微かに映る光は　音を奏でた時だけに見えたけど

(たいせつをうしなうこわさがふみだすゆうきにまさるような)

大切を失う怖さが踏み出す勇気に勝るような

(すぐたにんとくらべよわくなるような)

すぐ他人と比べ弱くなる様な

(ぼくなんかにずっとうみだせるかな)

僕なんかにずっと生み出せるかな

(あまえだあまえだうるせんだよな)

甘えだ甘えだ　うるせんだよな

(じぶんにきびしくいきろとか)

自分に厳しく生きろとか

(ほんきでいうやつはどうかしてるぜ)

本気で言う奴はどうかしてるぜ

(びょうきかなんかだろな)

病気かなんかだろな

(だけどたいそうなことばならべたてても)

だけど大層な言葉並べ立てても

(こうかいばっかしてんだよ)

後悔ばっかしてんだよ

(だれもたすけちゃくれないのなんてはくが)

誰も助けちゃくれないのなんて吐くが

(みながはくじょうじゃないのさ)

皆が薄情じゃないのさ

(じぶんでむいしきにこばんでんだ)

自分で無意識に拒んでんだ

(ばかじゃないのとわらってよ)

馬鹿じゃないのと笑ってよ

(ゆううつのなかでおぼれてるだけさ)

憂鬱の中で溺れてるだけさ

(かるはずみなことばでぼくのいきかたが)

軽はずみな言葉で僕の生き方が

(へんげんじざいにあやつられたなら)

変幻自在に操られたなら

(ぼくはほんとうにそれでいいとおもえるかな)

僕は本当にそれでいいと思えるかな

(なんでこころものうもすりへらして)

何で心も脳もすり減らして

(いきてなくちゃいけないんだよなあ)

生きてなくちゃいけないんだよ　なあ

(とうにあいそづかしたせいかつといむが)

とうに愛想尽かした生活と忌むが

(まだここにいるのはどうして)

まだここに居るのはどうして？

(あまえだあまえだうるせんだよな)

甘えだ甘えだ　うるせんだよな

(じぶんにきびしくいきるとか)

自分に厳しく生きるとか

(できるんならこんなうたはうまれないよ)

出来るんならこんな歌は生まれないよ

(ああもうどうかしてるぜ)

ああもうどうかしてるぜ

(いつもじしんをもてなくて)

何時も自信を持てなくて

(らくなみちばっかえらぶじんせいに)

楽な道ばっか選ぶ人生に

(あいそづかしたとおもってても)

愛想尽かしたと思ってても

(これだけはおぼえててほしい)

これだけは覚えてて欲しい

(ぼくがつむいできたこれからつむぐことばは)

僕が紡いできた　これから紡ぐ言葉は

(かるはずみじゃないことをそして)

軽はずみじゃないことを　そして

(いつかじぶんをあいせたときは)

いつか自分を愛せた時は

(あなたをすくいにいくことを)

あなたを救いに行くことを