ノーペイン/FLG4

(ずじょうにふりつづくのは)

頭上に降り続くのは

(こえてきたしかばねのはい)

超えてきた屍の灰

(おしゃべりずきなばかどもは)

おしゃべり好きな馬鹿共は

(どこかにきえたとか)

何処かに消えたとか

(やけのはらにのこるのは)

焼け野原に残るのは

(ひとをやめたじゃかおにか)

人をやめた邪か鬼か

(せおうのはゆめとぎせい)

背負うのは夢と犠牲

(あるくてのなるほうへ)

歩く手の鳴る方へ

(ときはかねだちくたく)

時は金だチクタク

(ちのなみだめにうかぶ)

血の涙目に浮かぶ

(またみちなきちをはう)

また道無き地を這う

(いつかそうかてとなる)

いつか そう 糧となる

(うそつこうたにんだってけおとそう)

嘘つこう 他人だって蹴落とそう

(もらるしるかもう)

モラル？ 知るか もう

(あのそらにてがとどきそういまにも)

あの空に手が届きそう今にも

(からめとられる)

絡め取られる

(あほみたいにうなされおきる)

阿呆みたいに魘され起きる

(まもりたいてにぎりめをとじる)

守りたい手握り 目を閉じる

(かこみらいにもうみれんはないよ)

過去未来にもう未練はないよ

(さいていさいこうのじんせいさ)

最低最高の人生さ

(ひがんですきにいえばいい)

彼岸で好きに言えばいい

(てんごくにいけないのはしってるうえで)

天国に行けないのは知ってる上で

(ここにたってるよ)

ここに立ってるよ

(こんなきもちになるのなら)

こんな気持ちになるのなら

(このかんじょうがなくなればいいのに)

この感情が無くなればいいのに

(えいこうはもるひね)

栄光はモルヒネ

(かけぬけてえがおでいさぎよくちれ)

駆け抜けて笑顔で潔く散れ

(どろみずであらいながす)

泥水で洗い流す

(はじまりもおわりもない)

始まりも終わりもない

(いつかものがたりできいた)

いつか物語で聞いた

(あおなんてなかった)

青なんてなかった

(ろうそくのひがきえても)

ロウソクの火が消えても

(だれかまたろうになるの)

誰かまた蝋になるの

(きぼうがなくてもいい)

希望がなくてもいい

(あなたがあすだった)

あなたが明日だった

(はしるはてまで)

走る 果てまで

(いきもたえだえ)

息も絶え絶え

(いのちさえばねに)

命さえバネに

(なげるさいころ)

投げるサイコロ

(ねだるないもの)

ねだる無い物

(ぬまにあしをとられ)

沼に足を取られ

(みずからをそまつに)

自らを粗末に

(ぜんあくではんぷくよことび)

善悪で反復横跳び

(つなわたりしんだらそれっきり)

綱渡り 死んだら それっきり

(ねぇいまはｄｏｎｔｃａｒｅ)

ねぇ 今はDon't care

(またあえたなら)

また会えたなら

(はじめまして)

「はじめまして」

(すべてはひかりのようにすぎ)

すべては光のように過ぎ

(おもいでだけもえつづけて)

思い出だけ燃え続けて

(たがいのこうはねがいつつ)

互いの幸は願いつつ

(かわらずまたはじをかいてるよ)

変わらずまた 恥をかいてるよ

(おもいはかさならないまま)

想いは重ならないまま

(みぎかひだりかそれだけだったのに)

右か左か それだけだったのに

(まじないにかけるか)

まじないに賭けるか

(あじないがむをまだかみつづけるか)

味ないガムをまだ噛み続けるか

(はなはすぐにかれ)

花はすぐに枯れ

(だれかはゆめやぶれ)

誰かは夢破れ

(それでもしがみついて)

それでもしがみついて

(わすれるはずもない)

忘れるはずもない

(もうだれもいないね)

もう誰もいないね

(かがみのじぶんと)

鏡の自分と

(ただむきあってさびしくなって)

ただ向き合って 寂しくなって

(そしてじもんじとう)

そして 自問自答

(さいていさいこうのじんせいさ)

最低最高の人生さ

(ひがんですきにいえばいい)

彼岸で好きに言えばいい

(てんごくにいけないのはしってるうえで)

天国に行けないのは知ってる上で

(ここにたってるよ)

ここに立ってるよ

(こんなきもちになるのなら)

こんな気持ちになるのなら

(このかんじょうがなくなればいいのに)

この感情が無くなればいいのに

(えいこうはもるひね)

栄光はモルヒネ

(かけぬけてえがおでいさぎよくちれ)

駆け抜けて笑顔で潔く散れ