春の夢は君に逢う

(はるがくるおもいだす)

春が来る　思い出す

(ふらりふらふら)

ふらり　ふらふら

(きみのわらったかおをまだ)

君の笑った顔をまだ

(おもいだせるのに)

思い出せるのに

(ゆめをみるそれでもね)

夢を見る　それでもね

(ふらりふらふら)

ふらり　ふらふら

(きみがつづったことばは)

君が綴った言葉は

(おもいだせない)

思い出せない

(これまでのけいけんをいかしてね)

これまでの経験を生かしてね

(なんとかうまくやってきたつもりです)

なんとかうまくやってきたつもりです

(それでもさたまにはやっぱつまづいて)

それでもさ　たまにはやっぱ躓いて

(なんとなくきみのことおもいだす)

なんとなく君の事思い出す

(きりさめもふぶきもこはるびよりも)

霧雨も吹雪も小春日和も

(いっしょにすごしたあのゆめのなかで)

一緒に過ごしたあの夢の中で

(だれもがわたしをわらうだろうから)

誰もが私を笑うだろうから

(なんとなくひめてきたおもいです)

なんとなく秘めてきた想いです

(めざめたとききみだけがいないせかいで)

目覚めたとき君だけがいない世界で

(わたしがどれだけさびしかったかわかる)

私がどれだけ寂しかったかわかる？

(なんてねべつにさびしくなんかないよ)

なんてね　別に寂しくなんか　ないよ

(はるがくるわすれていく)

春が来る　忘れていく

(ふらりふらふら)

ふらり　ふらふら

(きみのわらいごえをだんだん)

君の笑い声をだんだん

(わすれていくけど)

忘れていくけど

(ゆめをみるそれでもね)

夢を見る　それでもね

(ふらりふらふら)

ふらり　ふらふら

(きみのえがおはまだ)

君の笑顔はまだ

(おもいだせるよ)

思い出せるよ

(おもいではすこしずつびかされるね)

思い出は少しずつ美化されるね

(だんだんおもいだせなくなったきみを)

だんだん思い出せなくなった君を

(きらきらむねのおくのたからばこ)

きらきら　胸の奥の宝箱

(しまいこんでさわることもとおざけた)

しまいこんで　触る事も遠ざけた

(となりのせきあのこはわたしのこと)

隣の席　あの子は私の事

(すきなんだってこまっちゃうな)

好きなんだって　困っちゃうな

(ねえきみはさびしがってくれてるのかな)

ねえ　君は寂しがってくれてるのかな

(はるがくるさようなら)

春が来る　さようなら

(ふらりふらふら)

ふらり　ふらふら

(きみのこともうあんまり)

君の事もうあんまり

(おぼえていないよ)

憶えていないよ

(ゆめをみるきみはいない)

夢を見る　君はいない

(ふらりふらふら)

ふらり　ふらふら

(きみはてをふっていたの)

君は手を振っていたの

(おもいださなきゃ)

思い出さなきゃ

(はるがくるはるがくる)

春が来る　春が来る

(ふらりふらふら)

ふらり　ふらふら

(きみはわらったままいった)

君は笑ったまま言った

(ごめんねといった)

「ごめんね」と言った

(ゆめでもいいそれでもいい)

夢でもいい　それでもいい

(ふらりふらふら)

ふらり　ふらふら

(きみがつづったことばを)

君が綴った言葉を

(おもいだしてた)

思い出してた

(おもいだしてた)

思い出してた