天国へのクレーマー
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歌詞(問題文)
(てんしが)
天使が
(ぼこられてないていた)
ボコられて泣いていた
(こどくで)
孤独で
(じゅぎょうは)
授業は
(わからなくてにげた)
わからなくて逃げた
(たすけでもしたら)
助けでもしたら
(じこまんぞくになるだろうな)
自己満足になるだろうな
(ふりょうのわのなかはいってった)
不良の輪の中入っていった
(すりきず)
擦り傷
(あおたん)
あおたん
(きれたくちびるに)
切れた唇に
(ちのいろ)
血の色
(にじんだ)
滲んだ
(ざんぱいだったけど)
惨敗だったけど
(てんしは)
天使は
(どうやら)
どうやら
(かんしゃしているようで)
感謝しているようで
(たまには)
たまには
(こういう)
こういう
(ぜんこうもわるくないな)
善行も悪くないな
(ぼくがてんごくで)
「僕が天国で
(いちばんみじめな)
一番惨めな
(てんしだった)
天使だった」
(かみさまにすてられて)
神様に捨てられて
(ここにきたと)
ここに来たと
(てんしはなみだごえ)
天使は涙声
(ぼくなりにがんばって)
「僕なりに頑張って
(いたんだけどな)
いたんだけどな」
(それならかみさまを)
それなら神様を
(どなりにいこうぜ)
怒鳴りに行こうぜ
(てんごくのるーるもせいせきも)
天国のルールも成績も
(いきかたもしらんけど)
行き方も知らんけど
(いちばんうしろをあるくやつが)
一番後ろを歩くやつが
(おちこぼれって)
落ちこぼれって
(だれがきめたんだ)
誰が決めたんだ
(こえをだして)
声を出して
(てんごくへの)
天国への
(くれーまー)
クレーマー
(てんしは)
天使は
(なきむしなやつだった)
泣き虫なヤツだった
(なぐったふりょうも)
殴った不良も
(わるくないとなみだめで)
悪くないと涙目で
(そんなやつだからこそ)
そんなヤツだからこそ
(かみさまともめたらしい)
神様と揉めたらしい
(めもとを)
目元を
(ごしごし)
ごしごし
(ぬぐってたちあがる)
拭って立ち上がる
(もしあしたせかいがおわるとしたらどうする)
「もし明日世界が終わるとしたらどうする?」
(まじめなかおでいうと)
真面目な顔で言うと
(そらをにらむ)
空を睨む
(だれもそんなこと)
「誰もそんなこと
(きめられるけんりは)
決められる権利は
(ないはずなんだよ)
ないはずなんだよ」
(それならかみさまを)
それなら神様を
(なぐりにいこうぜ)
殴りに行こうぜ
(そういうとてんしはおどろいて)
そう言うと天使は驚いて
(そのあとにわらいだす)
そのあとに笑いだす
(きみはすこしかわっているよね)
「君は少し変わっているよね」
(めをふせたてんし)
目を伏せた天使
(せおっていたゆみをかまえ)
背負っていた弓を構え
(そらにむけた)
空に向けた
(さいごまで)
「最期まで
(みていてね)
見ていてね」
(ぼくはかみさまにすてられちゃったてんしだから)
「僕は神様に捨てられちゃった天使だから
(せかいをおわらせるかみさまもころせるかもしれない)
世界を終わらせる神様も殺せるかもしれない」
(でもそうしたらきっと)
「でもそうしたらきっと
(てんばつがくだるからさ)
天罰が下るからさ」
(ぼくがてんしだったことは)
「僕が天使だったことは
(ぜったいないしょだよ)
絶対内緒だよ」
(それからてんごくもてんしもきえたし)
それから天国も天使も消えたし
(げかいはさつばつなにちじょうで)
下界は殺伐な日常で
(なんにもかわらんけど)
なんにも変わらんけど
(やさしすぎたてんしが)
優しすぎた天使が
(ぼこられてないてたこと)
ボコられて泣いてたこと
(ふいにおもいだしわらっちまう)
不意に思い出し 笑っちまう
(なきむしのてんし)
泣き虫の天使