激情乱舞　令名の和歌

(そらにうつすゆめまぼろしもえさかることひのごとく)

空に映す夢幻　燃え盛ること火の如く

(かぜよあめよひのひかりよわれらのうたをてらしだせ)

風よ雨よ日の光よ　我らの歌を照らし出せ

(はなのさかりのはれたひはきょうきのうずによいしれた)

花の盛りの晴れた日は　狂喜の渦に酔いしれた

(そらようみよこのだいちよわれらのうたをてらしだせ)

空よ海よこの大地よ　我らの歌を照らし出せ

(ゆうやみにつつまれてうかびだすみかづきのかげ)

夕闇に包まれて浮かび出す三日月の影

(いくたのしせんをこえていまこえたかく)

幾多の死線を超えて今、声高く

(げきじょうのはなふぶきまうはしんきろうのその)

激情の花吹雪　舞うは蜃気楼の園

(まよなかのまばたきになりひびくかね)

真夜中の瞬きに鳴り響く鐘

(げきじょうのゆめはなびうつくしくはかなく)

激情の夢花火　美しく儚く

(たましいをいだきながらちょうのようにまうそのすがたささげて)

魂を抱きながら　蝶のように舞うその姿捧げて

(はなさくいのちあるかぎり)

花咲く命ある限り

(いばらのみちへいくかくごまちのぞんだときはみちて)

茨の道へ行く覚悟　待ち望んだ時は満ちて

(だれもかれもかみもあくもわれらのせいをてらしだせ)

誰も彼も神も悪も　我らの生を照らし出せ

(あさもやにつつまれてきえゆくみかづきのかげ)

朝靄に包まれて消えゆく三日月の影

(いきてくつよさをかさねいまてをのばす)

生きてく強さを重ね今、手を伸ばす

(げきどうのかざなみにもがきながらおよぐ)

激動の風波に　もがきながら泳ぐ

(なにもかもけとばしてはだかになろう)

何もかも蹴飛ばして裸になろう

(げきどうのあめはさりやがてひかりがさす)

激動の雨は去り　やがて光が差す

(えいこうをのぞむならはちのようにさすそのすがたきざんで)

栄光を望むなら　蜂のように刺すその姿刻んで

(はなさくいのちあるかぎり)

花咲く命ある限り

(はじまりがあるものはかならずおわりある)

始まりがあるものは必ず終わりある

(いつしかそういつのひかはなはちりゆく)

いつしかそういつの日か花は散りゆく

(げきじょうのはなふぶきまうはしんきろうのその)

激情の花吹雪　舞うは蜃気楼の園

(まよなかのまばたきになりひびくかね)

真夜中の瞬きに鳴り響く鐘

(げきじょうのゆめはなびうつくしくはかなく)

激情の夢花火　美しく儚く

(たましいをいだきながらちょうのようにまうそのすがたささげて)

魂を抱きながら　蝶のように舞うその姿捧げて

(はなさくいのちあるかぎり)

花咲く命ある限り