声

(きのうのりぴーとのような)

昨日のリピートのような

(すくらんぶるこうさてんで)

スクランブル交差点で

(あおすぎるそらをみてた)

青過ぎる空を見てた

(あめならかくせることもあるのになぁ)

雨なら隠せることもあるのになぁ

(ものがあふれるまちでなにかみたされないまま)

モノが溢れる街で　何か満たされないまま

(れんたるしたあのえいがもみないままでかえすきがした)

レンタルしたあの映画も見ないままで返す気がした

(ねえいまあなたはわたしをおぼえている)

ねえ　今　あなたは私を覚えている？

(ねえいまわたしはあなたをおもいだしてた)

ねえ　今　私はあなたを思い出してた

(こえはずっとここにあって)

声はずっと此処にあって

(なのにずっとひびかなくて)

なのにずっと響かなくて

(だいじだっておもうもんがないわけじゃないから)

大事だって思うもんが　無いわけじゃないから

(かえりたいとおもってたって)

帰りたいと思ってたって

(かえりたいといえなくって)

帰りたいと言えなくって

(つよがってさびしがってそれでもあしたをさがしてる)

強がって寂しがって　それでも明日を探してる

(わらってまたねってつげてはじめてのちゅうおうせんも)

笑って「またね」って告げて　初めての中央線も

(きづけばなれたあしでひとごみをよけてあるいている)

気付けば慣れた足で人ごみを避けて　歩いている

(ねえいまあなたはわたしがどうみえる)

ねえ　今　あなたは私がどう見える？

(ねえいまわたしはあなたにあえないかもしれない)

ねえ　今　私はあなたに会えないかもしれない

(みもしないてれびのあかりをながめて)

見もしないテレビの 明かりをながめて

(てにしたけいたいみなれたなまえに)

手にした携帯　見慣れた名前に

(つないだむこうでひとのきもしらないで)

繋いだ向こうで　人の気も知らないで

(わらうこえにおもわずわらった)

笑う声に　思わず笑った

(こえはずっとここにあってなのにずっとひびかなくて)

声はずっと此処にあって　なのにずっと響かなくて

(わかるよってうそでしょってはぐらかして)

「わかるよ」って　「嘘でしょ?」ってはぐらかして

(だけどなんかうれしくってだからきっとあさをまって)

だけどなんか嬉しくって　だからきっと朝を待って

(りぴーとっておもうきょうにきたいをする)

リピートって思う今日に　期待をする

(わたしはずっとここにあって)

私はずっと此処にあって

(それがきっといまになって)

それがきっと現在（いま）になって

(まよいだってこどくだってあたりまえにあるけど)

迷いだって孤独だって　あたり前にあるけど

(かえりたいといいたかった)

帰りたいと言いたかった

(かえりたいといわなかった)

帰りたいと言わなかった

(つよがってさびしがってそれでもわたしはあるいていく)

強がって寂しがって　それでも私は歩いていく

(あるいていく)

歩いていく

(みてないあのえいがもあしたかえしにいこう)

見てないあの映画も明日返しにいこう