桜雨

(さくらあめのなかでぼくらふたりぼっち)

桜雨の中で僕ら二人ぼっち

(もろくてはかないゆめをみる)

脆くて儚い夢を見る

(うつりげなこころもきみだけがなぜはなせない)

移り気な心も君だけが何故離せない

(ふたりのこいじはよいのくち)

二人の恋路は宵の口

(ひらひらまうさくらのしたこころよせあるく)

ひらひら舞う桜の下　心寄せ歩く

(じょうだんみたいなゆめかたりあったね)

冗談みたいな夢語り合ったね

(めのまえでおこるすべてまるできせきみたい)

目の前で起こる全て　まるで奇跡みたい

(まばたきもいきするのもわすれそう)

瞬きも息するのも忘れそう

(さくらあめのなかでぼくらふたりぼっち)

桜雨の中で僕ら二人ぼっち

(いちびょうもおしくもとめあう)

一秒も惜しく求め合う

(またよるがあければゆめからさめてしまいそうで)

また夜が明ければ夢から覚めてしまいそうで

(あいしてもあいしたりなくて)

愛しても愛し足りなくて

(きみとあえないひならぜんぶはれててもくもり)

君と会えない日なら全部晴れてても曇り

(どうしてこれまでとはちがうせかい)

どうして　これまでとは違う世界

(いつもどおりわらっててもどこかさびしそうで)

いつも通り笑ってても何処か寂しそうで

(そんなかおさせてしまうぼくがにくい)

そんな顔させてしまう僕が憎い

(さくらあめのなかでぼくらふたりぼっち)

桜雨の中で僕ら二人ぼっち

(もろくてはかないゆめをみる)

脆くて儚い夢を見る

(つみかさねてくうそ)

罪重ねてく嘘

(いくつさいごのくちづけをかわせば)

いくつ最後の口付けを交わせば

(ぼくらはおわれるの)

僕らは終われるの

(はじめてづくしのこのこいは)

初めて尽くしのこの恋は

(あたらしいかんじょうをつれて)

新しい感情を連れて

(いまきみはだれとあいしあっているの？)

今君は誰と愛し合っているの？

(どうもがいてもおかされて)

どうもがいても侵されて

(ふかけつなどくでみたされる)

不可欠な毒で満たされる

(もうほどいてよもうゆるしてよ)

もうほどいてよ　もう許してよ

(どっかいってよかこになってよねえ)

どっかいってよ　過去になってよねえ

(きみがつけたきずのかさぶたをはがして)

君がつけた傷のかさぶたを剥がして

(なんどもなんどもなぞるけど)

何度も何度もなぞるけど

(かんしょくもいたみもどこかほんものじゃないんだ)

感触も痛みもどこか本物じゃないんだ

(よごしていいからあいしてよ)

汚していいから愛してよ

(さくらあめのなかでぼくらふたりぼっち)

桜雨の中で僕ら二人ぼっち

(もろくてはかないゆめをみる)

脆くて儚い夢を見る

(うつりげなこころもきみだけがなぜはなせない)

移り気な心も君だけが何故離せない

(ふたりのこいじはよいのくち)

二人の恋路は宵の口

(もしうんめいじゃないとして)

もし運命じゃないとして

(つなぎあいつづければかわれるかな)

繋ぎあい続ければ変われるかな