ナイトルール

(いみがないなきりがないな)

意味がないな　きりがないな

(とってつけたようなたいど)

とってつけたような態度

(にげてたいなすかれたいな)

逃げてたいな　好かれたいな

(しばいめいたようにｓｍｉｌｅ)

芝居めいたようにSmile

(ぼくをしったきみはしった)

僕を知った　君は知った

(ふれてなんかなくとも)

触れてなんかなくとも

(「ただぽつんとたちすくんだあのきょせいのとうのよう」)

『ただぽつんと立ち竦んだあの虚勢の塔のよう』

(ぼくのうそとうそとうそとうそのあいだそのあいだ)

僕の嘘と嘘と嘘と嘘の間　その間

(きみのうそとうそとうそでせいさんしよう)

君の嘘と嘘と嘘で清算しよう

(びるのあいまひえたらいたー)

ビルの合間　冷えたライター

(とってつけたようなさち)

とってつけたような幸

(さびたざっとうおぼれまいと)

寂びた雑踏　溺れまいと

(もがくぼくたちをはむ)

藻掻く僕たちを食む

(「さよなら」っていきをはいた)

『さよなら』って息を吐いた

(いたみなんかないんでしょう)

痛みなんかないんでしょう

(こわしたいなわすれたいな)

壊したいな　忘れたいな

(いたみなんかないまに)

痛みなんかない間に

(ぼくのうそとうそとうそとうそのあいだそのさいが)

僕の嘘と嘘と嘘と嘘の間　その差異が

(くたびれたねおんがいのるーぷにあいたいとして)

くたびれたネオン街のループに靉靆として

(またよるがはじまった)

また夜が始まった

(あすれちっくにとびのって)

アスレチックに飛び乗って

(きみはまったきみはまった)

君は舞った　君は舞った

(すてられたらいとみにまとって)

棄てられたライト身に纏って

(きみはまったぼくはみてた)

君は舞った　僕は観てた

(すたれたもーるにしのびこんで)

廃れたモールに忍び込んで

(あさをまったおどるきみが)

朝を待った　踊る君が

(まぶしくてもうひはいらないって)

眩しくてもう日はいらないって

(ぼくはおもったきみはないた)

僕は思った　君は泣いた

(よるがさった)

夜が去った

(なんのべんめいにしたって)

なんの弁明にしたって

(きれいごとだってわかってたよ)

綺麗事だってわかってたよ

(ぼくはぼくをすくうことばでしか)

僕は僕を救う言葉でしか

(きみとむきあえないってきづいたよ)

君と向き合えないって気付いたよ

(すべてはじまっておわったあのひのことばのれつを)

すべて始まって終わったあの日の言葉の列を

(なぜぼくはくりかえしさいせいしてるんだろう)

何故僕は繰り返し再生してるんだろう

(ずっとこのせかいで)

ずっとこの世界で

(きみをまったきみをまった)

（君を待った　君を待った）

(ぼくはずっとこのせかいで)

僕はずっとこの世界で

(きみをまったでもだめだった)

（君を待った　でも駄目だった）

(いまわかったよいなわかってた)

今わかったよ　否　わかってた

(さめるしかないんだよな)

醒めるしかないんだよな

(ぼくはずっとあけないよるにしばられてた)

僕はずっと明けない夜に縛られてた

(ああどれだけきおくをめぐっても)

ああ　どれだけ記憶を巡っても

(きみといたひがこのよのなによりも)

君といた日がこの世の何よりも

(あたたかくてずっといたくて)

あたたかくて　ずっといたくて

(でもぬけださなくちゃ)

でも抜け出さなくちゃ

(あすれちっくにとびのって)

アスレチックに飛び乗って

(きみはまったきみはまった)

君は舞った　君は舞った

(すてられたらいとみにまとって)

棄てられたライト身に纏って

(きみはまったぼくもまった)

君は舞った　僕も舞った

(そしてさいごにてをふって)

そして最後に手を振って

(きみはないたきみはないた)

君は泣いた　君は泣いた

(かなしくてもうひはいらないって)

哀しくてもう日はいらないって

(ぼくはないたぼくはないた)

僕は泣いた　僕は泣いた

(きみがさってぼくがさって)

君が去って　僕が去って

(よるがさってすべてさって)

夜が去って　すべて去って

(ただわらって「さよなら」って)

ただ笑って　「さよなら」って

(ぼくはいってめをさまして)

僕は言って　目を醒まして

(あさになった)

朝になった