いるかジェット/初音ミク

(ぽけっとのなかでからまったゆび)

ポケットの中で絡まった指

(ひそやかにほこらしげにふかづめをだいて)

密やかに誇らしげに深爪を抱いて

(いまここにいきてるりゆうなんてさ)

今ここに生きてる理由なんてさ

(せかいでいちばんちかくからみるそのまつげだけでいいわ)

世界で一番近くから見るその睫毛だけでいいわ

(かわいいよとあなたがわらうかわいいねとわたしもわらう)

カワイイよとあなたが笑う　カワイイねと私も笑う

(しのばせたゆびですいっちさがしてみたら)

忍ばせた指でスイッチ探してみたら

(もうこんなすごいよ)

もうこんなスゴいよ

(ばたつかせるあしのあいだでさざめくなみのおとがひびいて)

バタつかせる脚の間で　さざめく波の音が響いて

(へやじゅうそめるのふたりをつなぐいるかのじぇっと)

部屋中染めるの　二人をつなぐいるかのジェット

(なきごえあいずでいっしょにとぼうよまっしろになるくらいに)

鳴き声合図で一緒にトぼうよ　真っしろになるくらいに

(むくなゆめにしようねこのうでのなかではねるからだごと)

無垢な夢にしようね　この腕の中でハネる身体ごと

(あきるくらいになまえをよんだら)

飽きるくらいに名前を呼んだら

(みみもとからあなたのぜんぶわたしにくれる)

耳元からあなたの全部私にくれる？

(かじつあじわうしたがうごくたび)

果実味わう舌が動くたび

(つないだゆびのつよさでつたわるよろこびひたるおもい)

繋いだ指の強さで伝わる悦び浸る想い

(ていねいにくちびるかさねてはいとしいよとかみをなでる)

丁寧に唇重ねては　愛しいよと髪を撫でる

(とっくにはいってるすいっちたしかめてみて)

とっくに入ってるスイッチ確かめてみて

(もうずっとすごいの)

もうずっとスゴいの

(ひみつのうみべでかさなってこすれあうみつのあじおしえて)

秘密の海辺で　重なって擦れ合う蜜の味おしえて

(このよるこえたらどこまでいけるふたりのじぇっと)

この夜越えたら　どこまで行ける二人のジェット

(だきしめるつよさもえるようにあまくこのからだをとかして)

抱きしめる強さ　燃えるように甘くこの身体を溶かして

(もっとまざりあおうねうすあかりのなかでぬれたこころごと)

もっと混ざり合おうね　薄明かりの中で濡れた心ごと

(いつくしむようにまわしたうでのなかほほえみをかわして)

慈しむように回した腕の中　微笑みを交わして

(たりないみたいにさあざといしぐさ)

足りないみたいにさあざとい仕草

(そういうとこだいすきだよ)

そういうとこ　大好きだよ

(ばたつかせるあしのあいだであわだつじゅーすのなみあふれて)

バタつかせる脚の間で　泡立つジュースの波あふれて

(このこいをそめててんにものぼるいるかのじぇっと)

この恋を染めて　天にも昇るいるかのジェット

(なきごえあいずでくねらせてもっとたかくとぼうよ)

鳴き声合図でくねらせて　もっと高くトぼうよ

(まだやめてあげないよわたしだけのあなた)

まだやめてあげないよ　私だけのあなた

(もっとみたいから)

もっと見たいから