「答え合わせ」/四宮かぐや（古賀葵）

(あなたとあえるほうかごがうれしいのを)

あなたと会える放課後が嬉しいのを

(かがみをのぞきこんでふつうよそおった)

鏡をのぞき込んで”ふつう”装った

(しぜんにきょりをちぢめるおはなしの)

自然に距離を縮めるお話の

(しみゅれーしょんしながら)

シミュレーションしながら

(ほんねなんてうつくしくなくて)

本音なんて美しくなくて

(かぎをかけてむねにしまってました)

鍵をかけて胸に仕舞ってました

(だけどこいするかんじょうがそだつたび)

だけど恋する感情が育つ度

(すなおなじぶんとぷらいどが)

素直な自分とプライドが

(せめぎあいしていますあなたが)

せめぎ合いしています　あなたが

(あかくなっててれていたわけを)

赤くなって照れていた理由を

(せつなそうにだまりこんだわけを)

切なそうに黙りこんだ理由を

(しりたいのですまずはあなたから)

知りたいのです　先ずはあなたから

(おしえてくださらないこたえあわせしたいのです)

教えて下さらない　答え合わせしたいのです

(ゆうひがさしこむろうかふたりして)

夕陽が射し込む廊下　ふたりして

(なんでもないはなしをしてあるいてく)

何でもない話をして歩いてく

(ずっとつづけばいいのにとねがうせつな)

ずっと続けばいいのにと願う刹那

(ちゃいむのおとがひびいた)

チャイムの音が響いた

(みかえりなどもとめないやさしさの)

見返りなど求めない優しさの

(あたたかさをおしえてくれましたね)

温かさを教えてくれましたね

(あのまなざしがきっかけとなって)

あの眼差しがきっかけとなって

(あなたのこといしきしましたそんなの)

あなたのこと意識しました　そんなの

(いえるはずないですけど)

言えるはずないですけど

(こいくらいかんたんだなんて)

恋くらい簡単だなんて

(わたくしのおもいちがいでした)

わたくしの思い違いでした

(なにげないあなたのことばさえ)

何気ない　あなたの言葉さえ

(いっきいちゆうしていますふあんにもなるのです)

一喜一憂しています　不安にもなるのです

(せじょうされてるこころのとびらのａｎｓｗｅｒｋｅｙ)

施錠されてる心の扉のanswer key

(まちがいなくあなたなのです)

間違いなくあなたなのです

(いまなにをおもっていますかわたくしが)

いま何を思っていますか　わたくしが

(あかくなっててれていたわけを)

赤くなって照れていた理由を

(なみだぐんではしりさったわけを)

涙ぐんで走り去った理由を

(しりたいとおもわれてるんでしょう)

知りたいと思われてるんでしょう

(そのわけをさきにいうならこたえますのに)

その理由を先に言うなら　答えますのに

(こいくらいかんたんだなんて)

恋くらい簡単だなんて

(わたくしのおもいちがいでした)

わたくしの思い違いでした

(なにげないあなたのことばさえ)

何気ない　あなたの言葉さえ

(いっきいちゆうしていますふあんにもなるのです)

一喜一憂しています　不安にもなるのです

(あなたのきもちをしりたい)

あなたの気持ちを知りたい

(こたえあわせしたいのです)

答え合わせしたいのです