はちきれそう

(なにかをおぼえているよ)

何かを憶えているよ

(わすれてしまったなにかをおぼえているよ)

忘れてしまった何かを　憶えているよ

(めがはながみみがはだがしたがむねをさすんだ)

目が　鼻が　耳が　肌が　舌が　胸を刺すんだ

(だれかをおぼえているよ)

誰かを憶えているよ

(わすれていたはずのだれかをおぼえているよ)

忘れていたはずの誰かを　憶えているよ

(たぶんいまでもとくべつなんだ)

多分　今でも特別なんだ

(はちきれそうだなんだこのきもちのしょうたいは)

はちきれそうだ　何だ　この気持ちの　正体は

(はちきれそうなむねのおくそりゃあるよなこうかいも)

はちきれそうな　胸の奥　そりゃあるよな　後悔も

(せつなくてやさしくてふあんででもうれしくて)

切なくて　優しくて　不安で　でも嬉しくて

(ごめんねありがとねなんというか)

ごめんね　ありがとね　なんというか

(はちきれそうなんだ)

はちきれそうなんだ

(もどれないしもどらないし)

戻れないし　戻らないし

(あいしていたしもうあいせないし)

愛していたし　もう愛せないし

(はなせないしはなさないしこのきもちのしょうたいとはなんだ)

離せないし　離さないし　この気持ちの正体とはなんだ

(なあともよいつかのこいびとよ)

なあ友よ　いつかの恋人よ

(かぞくもなかまもねえどうしてる)

家族も　仲間も　ねえどうしてる？

(あいたいなきがついたんだたいせつなものばかりなんだ)

会いたいな　気が付いたんだ　大切なものばかりなんだ

(はたらいてはぐくんでたたかってまもってる)

働いて　育んで　戦って　守ってる

(きろくのないきおくとは)

記録のない　記憶とは

(だれにもひとしいざいさんなんだ)

誰にも等しい財産なんだ

(なにかをおぼえているよなにかをおもいだしてるよ)

何かを憶えているよ　何かを思い出してるよ

(だれかをおぼえているよだれかをおもいだしてるよ)

誰かを憶えているよ　誰かを思い出してるよ

(わすれてしまったなにかをわすれていたはずのだれかを)

忘れてしまった何かを　忘れていたはずの誰かを

(おぼえているよおぼえているよおぼえているよ)

憶えているよ　憶えているよ　憶えているよ

(はちきれそうだなんだこのきもちのしょうたいは)

はちきれそうだ　何だ　この気持ちの　正体は

(はちきれそうなむねのおくそりゃあるよなこうかいも)

はちきれそうな　胸の奥　そりゃあるよな　後悔も

(せつなくてやさしくてふあんででもうれしくて)

切なくて　優しくて　不安で　でも嬉しくて

(ごめんねありがとねなんというか)

ごめんね　ありがとね　なんというか

(はちきれそうなんだ)

はちきれそうなんだ

(まとまらなくてでもいいたくておおきなこえで)

まとまらなくて　でも言いたくて　大きな声で

(はちきれそうだはちきれそうだ)

はちきれそうだ　はちきれそうだ

(じんせいがこんなにもいとしいんだ)

人生がこんなにも愛しいんだ

(はちきれそうだはちきれそうだ)

はちきれそうだ　はちきれそうだ

(おぼえてるんだめがはながみみがはだがしたが)

憶えてるんだ　目が　鼻が　耳が　肌が　舌が

(むねをさすんだ)

胸を刺すんだ