人間

(すかれたいからつかれたり)

好かれたいから　疲れたり

(しっとしんでまたくるしんで)

嫉妬心で　また苦しんで

(おりあいつかないよわねといじ)

折り合いつかない　弱音と意地

(どっちもゆずらないよな)

どっちも譲らないよな

(ありのままなんてうかつにはもういわないよ)

ありのままなんて　迂闊にはもう言わないよ

(すなおになれないすなおさにちゃんと)

素直になれない　素直さにちゃんと

(そのひとがいるからきりふだのように)

その人がいるから　切り札のように

(やさしさもたちいちがかわれば)

優しさも　立ち位置が変われば

(わるものになってしまうそういってなくひとの)

悪者になってしまう　そう言って　泣く人の

(せとぎわのゆうきになれたら)

瀬戸際の勇気になれたら

(しんじるやじるしはそとじゃなく)

信じる矢印は　外じゃなく

(まずうちへむけるものだった)

まず内へ向けるものだった

(ぶかっこうだにんげんそれでいいなんていぜんに)

不格好だ人間「それで良い」なんて以前に

(まちがわないきずのないひとなんてたぶんいないよ)

間違わない　傷のない人なんて　多分いないよ

(ていねいにまじめにもがくのがにんげん)

丁寧に　真面目に　もがくのが　人間

(ぼんのうにまたほんろうされる)

煩悩に　また翻弄される

(しってしまったけいけんそくだ)

知ってしまった　経験則だ

(こいしくなったあおいゆめでもまんぞくはたいくつとか)

恋しくなった　青い夢　でも　満足は退屈とか

(それらしいことはうかつにいうべきじゃないな)

それらしいことは　迂闊に言うべきじゃないな

(あたたかさまでもひていしちゃうんだ)

温かさまでも　否定しちゃうんだ

(ほしがっていたのにじゆうがふあんで)

欲しがっていたのに　自由が不安で

(しょうそうばかりをぶきにかえるこころにはなんどでも)

焦燥ばかりを武器に変える　心には　何度でも

(ぎもんふをなげかけようぜ)

疑問符を　投げかけようぜ

(せおっているそれはなんだと)

背負っている「それ」は何だと

(しんじるやじるしはそとじゃなく)

信じる矢印は　外じゃなく

(まずうちへむけるものだった)

まず内へ向けるものだった

(ぶかっこうだにんげんむじゅんしてばっかりでさ)

不格好だ人間　矛盾してばっかりでさ

(だけどきらいになれないな)

だけど　嫌いになれないな

(みえないなにかにすかれたいってやみくもなしっとしんを)

見えない何かに好かれたいって　闇雲な嫉妬心を

(こわしたいまぼろしにこころがころされてしまうまえに)

壊したい　幻に　心が殺されてしまう前に

(きりふだのように)

切り札のように

(やさしさもたちいちがかわれば)

優しさも　立ち位置が変われば

(わるものになってしまうそういってなくひとの)

悪者になってしまう　そう言って　泣く人の

(せとぎわのゆうきになれたら)

瀬戸際の勇気になれたら

(しんじるやじるしはそとじゃなく)

信じる矢印は　外じゃなく

(まずうちへむけるものだった)

まず内へ向けるものだった

(ぶかっこうだにんげんそれでいいなんていぜんに)

不格好だ人間「それで良い」なんて以前に

(まちがわないきずのないひとなんてたぶんいないよ)

間違わない　傷のない人なんて　多分いないよ

(ていねいにまじめにもがくのがにんげん)

丁寧に　真面目に　もがくのが　人間

(きらいになれないなにんげん)

嫌いになれないな　人間