小田急線

(ふみきりのてまえでぼくたちはけんかした)

踏切の手前で　僕たちは喧嘩した

(なにがきっかけかもおもいだせない)

何がきっかけかも　思い出せない

(まなつのあるひのごご)

真夏のある日の午後

(あのままわたったらこいはつづいていた)

あのまま渡ったら　恋は続いていた

(けいほうきがなってしゃだんきがおりて)

警報機が鳴って　遮断機が降りて

(こころはまえにすすめない)

心は前に進めない

(なぜだろう)

なぜだろう

(きゅうにふたりはだまってしまって)

急に2人は黙ってしまって

(とおりすぎるでんしゃをみていた)

通り過ぎる電車を見ていた

(なにかはなさなきゃいけないと)

何か話さなきゃいけないと

(わかってたけどいじはってた)

わかってたけど　意地張ってた

(おだきゅうせんみるそのたび)

小田急線　見るその度

(どうしようもなくせつなくなるんだ)

どうしようもなく　切なくなるんだ

(いまもずっとおもってるよ)

今もずっと　思ってるよ

(きみにどんなことばかければいい)

君にどんな言葉掛ければいい

(もうきみのいえにもいかなくなってからは)

もう君の家にも　行かなくなってからは

(ぶるーのらいんのでんしゃをなぜか)

ブルーのラインの電車をなぜか

(むいしきにさけてるようで)

無意識に避けてるようで

(さよならを)

サヨナラを

(ちゃんといわずわかれたせいかな)

ちゃんと言わず別れたせいかな

(きまずいままつきひはながれて)

気まずいまま月日は流れて

(ぼくのこのむねのどこかでは)

僕のこの胸のどこかでは

(あのしゃだんきがまだあがらない)

あの遮断機がまだ　上がらない

(おだきゅうせんほかのろせん)

小田急線　他の路線

(とおまわりをしてどこかへいってる)

遠回りをして　どこかへ行ってる

(それだけあああいしてたんだ)

それだけ　ああ　愛してたんだ

(ぼくはやっとことばをみつけたよ)

僕はやっと　言葉を見つけたよ

(おおきなえきではろせんずみてるんだ)

大きな駅では路線図見てるんだ

(どこへいこうとたどってみた)

どこへ行こうと辿ってみた

(きみのもとへつづくこいのおもいでに)

君の元へ続く恋の思い出に

(かなしいほどはっとしてしまうんだ)

悲しいほどハッとしてしまうんだ

(おだきゅうせんのってみよう)

小田急線　乗ってみよう

(あのころみたいに)

あの頃みたいに

(あいたいよ)

会いたいよ

(おだきゅうせんみるそのたび)

小田急線　見るその度

(どうしようもなくせつなくなるんだ)

どうしようもなく　切なくなるんだ

(いまもずっとおもってるよ)

今もずっと　思ってるよ

(きみにどんなことばかければいい)

君にどんな言葉掛ければいい