インサニティーブルー

(ためらうことなくきみにすきといえたなら)

躊躇うことなく君に好きと言えたなら

(こんなしょうそうなんてなかったはずだった)

こんな焦燥なんてなかったはずだった

(あいかわらずきみはのうてんきなんだから)

相変わらず君は能天気なんだから

(そろそろうたがったほうがいい)

そろそろ疑った方が良い

(ほらぼくのめをよくみて)

ほら僕の目をよく見て

(おはようきょうははやいんだね)

おはよう今日は早いんだね

(めざめはどうだい)

目覚めはどうだい？

(ほんとうしょうこりもないんだあきれてしまうな)

本当性懲りもないんだ 呆れてしまうな

(そのうちゆめとげんじつのさかいめもなくなって)

そのうち夢と現実の境目もなくなって

(なにもわからなくなるんだ)

何もわからなくなるんだ

(ただしさとかあやまりとか)

正しさとか誤りとか

(きっとぼっとうしていられるうちがはななんだ)

きっと没頭していられる内が華なんだ

(いつかかならずあきてしまうそれがぼくだった)

いつか必ず飽きてしまう それが僕だった

(てつはあついうちにうつんだいきいそいだっていい)

鉄は熱いうちに打つんだ 生き急いだって良い

(だってほらきみがうれしそうだぼくがいのちをけずれば)

だってほら君が嬉しそうだ 僕が命を削れば

(いっそずっとくるっていよう)

いっそ　ずっと 狂って 異様

(もっとほっとぐっとたえて)

もっと hot？ グッと 耐えて

(きせきみめいみたいよな)

奇跡 未明　見たいよな

(いたいこわいうそだよな)

痛い？ 怖い？ 嘘だよな

(のーもあそうだほしいのは)

no more そうだ 欲しいのは

(ぎぶみーきみきみだけだ)

give me 君 君だけだ

(すいもあまいもかみわけ)

酸いも 甘いも 噛み分け

(うそもまこともすべてくれよ)

嘘も 真も 全てくれよ

(あきもせずさいていをむさぼって)

飽きもせず最低を貪って

(いみもなくかいていをただよって)

意味もなく海底を漂って

(きみはまだしあわせのなかにいる)

君はまだ幸せの中にいる

(にくいにくいはやくおちてこい)

憎い憎い早く堕ちてこい

(いやここはあつくなるところじゃない)

いやここはアツくなるところじゃない

(れいせいかつきゃっかんてきはんだんを)

冷静且つ客観的判断を

(うつくしいかいのために)

美しい解のために

(きみといるために)

君といるために

(ほんものだけがほしくてつねにすててばかり)

本物だけが欲しくて常に捨ててばかり

(かならずなんてしゅぎではないけど)

必ず、なんて主義ではないけど

(なみはずれたしゅうちゃくしんが)

並外れた執着心が

(まじょりてぃにおびえたままでいて)

マジョリティに怯えたままでいて

(さらけだせないまま)

曝け出せないまま

(いまにまんぞくしてないわけじゃないなんて)

今に満足してない訳じゃない、なんて

(つよがりはさめるな)

強がりは冷めるな？

(いっそずっとわらっていよう)

いっそ ずっと 笑っていよう

(どうかどうかげんじょういじで)

どうか どうか 現状維持で

(きづかないことがせいぎ)

気付かないことが正義

(かなしみをこえてきょうき)

悲しみを超えて狂気

(こーりんぐほらそのこえで)

calling ほらその声で

(てるみーきみさいぶまで)

tell me 君 細部まで

(あまくてしつどのたかい)

甘くて湿度の高い

(ことばだけをおのぞみですか)

言葉だけをお望みですか？

(ああひかりにつつまれて)

嗚呼光に包まれて

(ふほんいにゆれたぼくは)

不本意に揺れた僕は

(いったいなにものできみはだれ)

一体何者で、君は誰？

(いまほらくだけてく)

今 ほら 砕けてく

(ぜんぶぜんぶわかっていた)

全部 全部 分かっていた

(こんなかたちうんだつみ)

こんな形、生んだ罪

(いやだいやだみたくない)

嫌だ！ 嫌だ！ 見たくない！

(のーもあそうだほしいのは)

no more そうだ 欲しいのは

(ぎぶみーきみきみだけだ)

give me 君 君だけだ

(そうやってそこでしずかに)

そうやってそこで静かに

(わらってくれるだけでよかった)

笑ってくれるだけで良かった

(さいしょからまちがっていた)

最初から間違っていた

(けっきょくかていなんだ)

結局過程なんだ

(きみもぼくもなにものでもない)

君も僕も何者でもない

(むしろひとりでいるほうがよっぽどしあわせだった)

むしろ一人でいる方がよっぽど幸せだった

(なんだよほんときみはつれないな)

何だよ、本当君はつれないな