話せる人になる「3つ」のコツ
問題文
(ふつうのひとが「はなせるひと」になるためには、みっつのこつがある。)
普通の人が「話せる人」になるためには、3つのコツがある。
(まず「ひていきんし」だ。)
まず「否定禁止」だ。
(かいぎでは、だれかがなにかをいったときに)
会議では、誰かが何かを言った時に
(「そうはいっても」「それは、ちがうだろ」というくうきがながれることがある。)
「そうは言っても」「それは、違うだろ」という空気が流れることがある。
(そうなると、だれもそれいじょうはなせなくなってしまう。)
そうなると、誰もそれ以上話せなくなってしまう。
(いけんやかんそうがどんどんでてくるばをつくるためには、)
意見や感想がどんどん出てくる場を作るためには、
(「とにかくせいかいをださなければいけない」というおもいこみをすて、)
「とにかく正解を出さなければいけない」という思い込みを捨て、
(しつよりりょうをじゅうししてどんないけんでもうけいれるふんいきにすることだ。)
質より量を重視してどんな意見でも受け入れる雰囲気にすることだ。
(つぎに「えがおでうなずく」ことだ。)
次に「笑顔でうなずく」ことだ。
(うなずきながらきいてくれるひとがいると、)
うなずきながら聞いてくれる人がいると、
(だれしもはなしやすくなる。あんしんかんがはなすちからをひきだすのだ。)
誰しも話しやすくなる。安心感が話す力を引き出すのだ。
(さいごに「ぷらすとーく」だ。)
最後に「プラストーク」だ。
(ぷらすとーくとは、「ひとをほめること」「かんどうしたはなしをすること」)
プラストークとは、「人をほめること」「感動した話をすること」
(「いまのげんじょうをよくしていこうとすること」をさす。)
「今の現状を良くしていこうとすること」を指す。
(ねがてぃぶなはなし、ひていてきなはなしは、)
ネガティブな話、否定的な話は、
(はなすひとときくひと、そうほうのえねるぎーをうばってしまう。)
話す人と聞く人、双方のエネルギーを奪ってしまう。
(ぷらすとーくによってあかるいくうきをつくるようにしよう。)
プラストークによって明るい空気を作るようにしよう。
(さらに、こみゅにけーしょんがとくいなひとは、つぎのみっつのげんそくをまもっている。)
さらに、コミュニケーションが得意な人は、次の3つの原則を守っている。
(まず「ひとはだれもがじぶんのことがいちばんたいせつであり、)
まず「人は誰もが自分のことが一番大切であり、
(じぶんにいちばんきょうみがあるいきものである」ということだ。)
自分に一番興味がある生き物である」ということだ。
(いちばんきょうみがある「あいてじしん」のことをしゅやくにすれば、)
一番興味がある「相手自身」のことを主役にすれば、
(あいてのかんじょうはたかまり、あなたのことをすきになってくれる。)
相手の感情は高まり、あなたのことを好きになってくれる。
(つぎに、「ほんらい、だれもがじぶんのことをみとめてほしいし、)
次に、「本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、
(じぶんのことをわかってほしいとねつぼうしている」ということ。)
自分のことをわかってほしいと熱望している」ということ。
(さいごに「ひとはじぶんのことをわかってくれるひとをすきになる」ということだ。)
最後に「人は自分のことをわかってくれる人を好きになる」ということだ。
(ひとにきらわれないはなしかた)
人に嫌われない話し方
(あいてのかんじょうによりそう)
相手の感情に寄り添う
(「なぜいまこのひと、こんなことをいうんだろう」とおもわせる、ひとことおおいひとがいる。)
「なぜ今この人、こんなことを言うんだろう」と思わせる、一言多い人がいる。
(たとえば、あいてがたのしそうにぺっとのはなしをしているときに)
例えば、相手が楽しそうにペットの話をしている時に
(「おれ、いぬきらいなんだよね」といってしまうようなひとだ。)
「俺、犬嫌いなんだよね」と言ってしまうような人だ。
(あいてのきもちをかんがえず、ついついよけいなひとことをいってしまうのだ。)
相手の気持ちを考えず、ついつい余計な一言を言ってしまうのだ。
(このようなばめんにおいては、かりにじぶんがいぬがにがてだったとしても)
このような場面においては、仮に自分が犬が苦手だったとしても
(「そんなにかわいいんだね。いいね」とだけあいづちをうっておけばいい。)
「そんなに可愛いんだね。いいね」とだけ相槌を打っておけばいい。
(あいてのかんじょうによりそうことをいしきしよう。)
相手の感情に寄り添うことを意識しよう。
(きらわれるひとのきょうつうてん)
嫌われる人の共通点
(「でも」「だって」「どうせ」「だめ」の「4dわーど」をくちにするひとだ。)
「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」の「4Dワード」を口にする人だ。
(「4dわーど」は、しらずしらずのうちに、)
「4Dワード」は、知らず知らずのうちに、
(しゅういに「ねがてぃぶなひとだ」といういんしょうをあたえる。)
周囲に「ネガティブな人だ」という印象を与える。
(ひごろのことばづかいにはきをつけたいものだ。)
日頃の言葉遣いには気をつけたいものだ。
(つぎに、「つっこんだだんじょかんけいや、しもねたをはなすひと」だ。)
次に、「つっこんだ男女関係や、下ネタを話す人」だ。
(まわりのひとがえがおできいていたとしても、こころのなかで)
周りの人が笑顔で聞いていたとしても、心の中で
(「なに、このひと?あまりふかいりするのはやめよう」とおもわれるかもしれない。)
「何、この人? あまり深入りするのはやめよう」と思われるかもしれない。
(したしいなかまないならまだしも、よくしらないあいだがらではひかえたほうがいいだろう。)
親しい仲間内ならまだしも、よく知らない間柄では控えたほうがいいだろう。
(「あいてのはなしをうばうひと」もようちゅういだ。)
「相手の話を奪う人」も要注意だ。
(はなしかたのきほんは、あいてのはなしをひきだし、きもちよくはなしてもらうことである。)
話し方の基本は、相手の話を引き出し、気持ちよく話してもらうことである。
(そのきほんをまもり、あいてとのきょうつうてんがみつかっても、)
その基本を守り、相手との共通点が見つかっても、
(あいてのはなしをうばわないようにりゅういしたい。)
相手の話を奪わないように留意したい。
(「かくちょうわほう」ではなしをひろげ、あいてがじゅうぶんにはなしたあとに、)
「拡張話法」で話を広げ、相手が十分に話した後に、
(ゆっくりとじぶんのはなしをきりだすようにしよう。)
ゆっくりと自分の話を切り出すようにしよう。