茶番カプリシオ
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歌詞(問題文)
(からのひこくせき がらくたばかりのぼうちょうせき)
空の被告席 ガラクタばかりの傍聴席
(さあはじめよう さいばんというちゃばんを)
さあ始めよう 裁判という茶番を
(かみのめいによりさがしもとめる うつわものこるはあとひとつだけ)
神の命により探し求める 器も残るはあと一つだけ
(そのありかをもしもしるのならば)
その在りかをもしも知るのならば
(それをしょうげんなさい ときのまどうしよ)
それを証言なさい 『時の魔導師』よ
(ときをこえすがたをかえぬしをかえ)
時を超え姿を変え主を変え
(それはすでにぶたいにとうじょうしている)
それはすでに舞台に登場している
(されどいまのありかはわれもしらず)
されど今の在処は我も知らず
(おそらくはあのこのてのなかに)
おそらくはあの娘の手の中に
(さがせさがせ あいつをさがせ)
探せ探せ アイツを探せ
(みぎかひだりか あるいはしたか)
右か左か あるいは下か
(すべてのかぎをにぎっている めいかいのぬしをさがせ)
全てのカギを握っている 『冥界の主』を探せ
(いつまでこのちゃばんをつづけるのか そのさきにはなにもない)
いつまでこの茶番を続けるのか その先には何もない
(わなにおちたあだむのたましいよ)
罠に落ちたアダムの魂よ
(おまえのなせることなどもうなにもない)
お前の成せる事などもう何もない
(ゆらぐてんびん みだれたしなりお つみによごれたうつわたち)
揺らぐ天秤 乱れた脚本 罪に汚れた器達
(おのおののうたをかってにかなでる ふきょうわおんのかぷりしお)
各々の歌を勝手に奏でる 不協和音の狂想曲
(ものがたりはすでにかみとあくまの てをはなれてひとりあるき)
物語は既に神と悪魔の 手を離れて独り歩き
(かれらがもしもこのちにいたなら こういってなげくだろう)
彼らがもしもこの地にいたなら こう言って嘆くだろう
(ほんとうにおそろしいのは にんげんのよくぼうだった)
本当に恐ろしいのは 人間の欲望だった
(すこしじょうほうをせいりしましょう あくまのちをひくいやしきおとこよ)
少し情報を整理しましょう 悪魔の血を引く卑しき男よ
(きょかしてあげるのでかたりなさい おまえがこのもりにきたときのことを)
許可してあげるので語りなさい お前がこの森に来た時の事を
(われのみにやどるいまわしきのろい それをとくためにひつようとなる)
我の身に宿る忌まわしき呪い それを解く為に必要となる
(せんぞゆらいのけんをもとめて)
先祖由来の剣を求めて
(ひとりでこのもりにやってきた)
一人でこの森にやってきた
(ころせくらえ むりならとらえろ もりにはいったふとどきものを)
殺せ喰らえ 無理なら捕えろ 森に入った不届き者を
(さばけさばけ とにかくさばけ かいてい はんけつ しけい)
裁け裁け とにかく裁け 開廷! 判決! 死刑!
(とらえられかくごをきめたときに)
捕えられ覚悟を決めた時に
(きまぐれしょうじょがてをさしのべた)
気まぐれ少女が手を差し伸べた
(ちょうどざつようがかりがほしかったの)
ちょうど雑用係が欲しかったの
(そしてわれはにわしになった)
そして我は『庭師』になった
(ときのまじゅつし のろわれたにわし めざめぬうつわのだいようひん)
『時の魔導師』『呪われた庭師』 目覚めぬ器の代用品
(おのおののやぼう むねにひめる ふおんぶんしのいんべーだー)
各々の野望 胸に秘める 不穏分子の侵入者
(にんぎょうかんちょう はかばのあるじ はぐるま まつもの めいかいのぬし)
『人形館長』『墓場の主』『歯車』『待つ者』『冥界の主』
(すべてのおわりがおとずれたとき)
全ての終りが訪れた時
(わらっているのはだれなのか)
笑っているのは誰なのか?
(るりらるりらるりるりら)
るりらるりらるりるりら
(ひびくいれぎゅらーのこどう)
響くイレギュラーの鼓動
(ゆうじょう とらうま せいぎ げんかく)
友情 トラウマ 正義 幻覚
(きぼう はめつ ゆめ よく あい し)
希望 破滅 夢 欲 愛 死
(すべてをとかしてまわりつづける)
全てを溶かして廻り続ける
(ぜんまいじかけのこもりうた)
ぜんまい仕掛けの子守唄
(こどくなおとこがそのしのまぎわ)
孤独な男がその死の間際
(つくりあげたえいがかん)
作りあげた映画館
(かれがのぞんでいたゆーとぴあは)
彼が望んでいた理想郷は
(かんせいするのだろうか)
完成するのだろうか?
(さあみとどけよう)
さあ見届けよう
(じんせいというちゃばんを)
人生という茶番を