『ミステリと言う勿れ』言葉集まとめ

(あなたがめのまえのひとがどんなかおをしてるかにきづいてないからです )

あなたが目の前の人がどんな顔をしてるかに 気づいてないからです

(じぶんのなかからでてきたことばをつかってください)

自分の中から出てきた言葉を使ってください

(じぶんがへただってわかるときってめがこえてきたときなんですよ)

自分が下手だってわかる時って目が肥えてきた時なんですよ

(へただとおもったときこそのびどきです)

下手だと思ったときこそ伸び時です

(かれーびよりだ)

カレー日和だ

(はんざいとはひとのどりょくがうらがわにでているのだ)

“犯罪とは人の努力が裏側に出ているのだ”

(よわくてあたりまえだとだれもがおもえたらいい)

弱くて当たり前だと誰もが思えたらいい

(あたかもいちまんねんもいきるかのようにこうどうするな)

「あたかも一万年も生きるかのように行動するな。」

(ばちならほんにんにあたるでしょ)

ばちなら本人に当たるでしょ

(どうしてなくなったひとをむちうつことばをむしんけいにつかうんだろう)

どうして亡くなった人を鞭打つ言葉を無神経に使うんだろう

(ひとはやまいにまけたからしぬんじゃないです)

人は病に負けたから死ぬんじゃないです

(かぞくやみうちにはつめたくきびしくてもたにんにはやさしいひとっていますから)

家族や身内には冷たく厳しくても 他人には優しい人っていますから

(ずっとやましいきもちがのこってるのってくるしくないですか)

ずっとやましい気持ちが残ってるのって苦しくないですか

(じぶんがかんがえるようにたにんもかんじかんがえているとはかぎらない)

自分が考えるように他人も感じ考えているとは限らない

(それはひとがはなをうつくしくみたいがためのつごうでほんにんたちにきいたわけじゃないよね)

それは人が花を美しく見たいがための都合で本人たちにきいたわけじゃないよね

(ぎゃくたいされてるこどもたちもよみんなこったきれいななまえがついてんだよな)

虐待されてる子供たちもよ みんな凝ったキレイな名前がついてんだよな

(なにかをえらぶときにはいしきのないがいでなにかしらのあんじがはたらく)

何かを選ぶ時には意識の内外で何かしらの暗示が働く

(ぼくはいつもいろんなことにきづきたいとおもってます)

僕はいつもいろんなことに気づきたいと思ってます

(おもいおこせきみはどれほどまえからこれらのことをえんきしているか)

「思い起こせ、君はどれほど前からこれらのことを 延期しているか、」

(どうしてちかづいてしっかりつかまえてからなまえをよばないんだろう)

どうして近づいてしっかり捕まえてから 名前を呼ばないんだろう

(あなたねそーすはいつもかならずかくにんしなさいと)

あなたねソースはいつも必ず確認しなさいと

(ひとはしょめいしたいものなんだろうなあ)

人は署名したいものなんだろうなあ

(わかいってことはわかいってことまだなにもしてないってことなんだ)

”若いってことは若いってこと まだ何もしてないってことなんだ”

(ひとにあいひとをしりなさいそれはじぶんをしるたびだよ)

人に会い人を知りなさい　それは自分を知る旅だよ

(どうしてじどうしゃじこだけしかたないとみんながなっとくしてるんだろう)

どうして自動車事故だけ仕方ないと みんなが納得してるんだろう

(むいてるからきょうしになりたいわけではないです)

向いてるから教師になりたいわけではないです

(じぶんはこうだったからひともそうだろうそうしんじるきょうしはおおくをとりこぼす)

自分はこうだったから人もそうだろう そう信じる教師は多くを取りこぼす

(そのひとがもししあわせだったらそんなふうにさがさなかったとぼくはおもいます)

その人がもし幸せだったら そんなふうに捜さなかったと僕は思います

(あいされなかったということはいきなかったということとどうぎである)

”愛されなかったということは生きなかったということと 同義である”

(こどものころはおやにきたいしすぎるんですよ)

子供の頃は親に期待しすぎるんですよ

(なにかをりかいしようとおもったらとおくをさがすな)

”何かを理解しようと思ったら遠くをさがすな”

(やっかいでむいみでめんどうそうにおもえてもりにかなってるってことがある)

厄介で無意味で面倒そうに思えても理にかなってるってことがある

(いかりをこんとろーるできるくんれんをふつうにかんたんにできたらいい)

怒りをコントロールできる訓練を普通に簡単にできたらいい

(あなたはひとのやくにたとうとしてはんざいにまきこまれただけです)

あなたは人の役に立とうとして犯罪に巻き込まれただけです

(でもきっともんだいなのはみすしたことじゃなくてそれをはなさなかったことです)

でもきっと問題なのはミスしたことじゃなくて それを話さなかったことです

(ころすせんたくしのあるにんげんにはころされるせんたくしもできてしまう)

殺す選択肢のある人間には殺される選択肢もできてしまう

(ほんとうのこといわれるとちょっとほっとするからさ)

ほんとうのこと言われるとちょっとホっとするからさ

(にんげんがひかるものをこのむのはみずをもとめたなごりってせつがあります)

人間が光るものを好むのは水を求めた名残って説があります

(ととのうくんはおもしろいなひとりがすきなのになぜかおしゃべりなんだな)

整くんは面白いな 一人が好きなのになぜかおしゃべりなんだな

(ひとはそだてられたようにそだつんです)

人は育てられたように育つんです

(すりこみをしないようにせんたくしがふえるようにすこしでもいきやすくなるように)

刷り込みをしないように選択肢が増えるように 少しでも生きやすくなるように

(ひきこもりはひきこもりそのものがいけないわけじゃないとおもうんです)

引きこもりは引きこもりそのものが いけないわけじゃないと思うんです

(せんたくしをもっともてたらいい)

選択肢をもっと持てたらいい

(なにかになりたいだけじゃなくてどのばしょでどんなふうにいきるのか)

”何かになりたい”だけじゃなくて ”どの場所でどんなふうに生きるのか”

(あなたとしごとともうひとつしごといがいのじぶんのじかんもだいじ)

”あなた”と”仕事”ともう一つ ”仕事以外の自分の時間”も大事

(なにがつらくてなににはらがたったのかしっかりはなしてください)

何がつらくて何に腹が立ったのかしっかり話してください

(しらないものはみえないんだな)

知らないものは見えないんだな

(あなたとちやこさんはちからをあわせていきぬいたんです)

あなたと千夜子さんは力を合わせて生き抜いたんです

(ととのうくんのいたみもかわってあげられたらよかったな)

整くんの痛みも代わってあげられたらよかったな

(あのとしごろってじぶんのいしかなひとのえいきょうもうけやすいとおもうけど)

あの年頃って自分の意思かな 人の影響も受けやすいと思うけど

(こどものころのきおくってわりあいかいざんされてくそうですから)

子供の頃の記憶ってわりあい改竄されてくそうですから

(しゅっぱつてんがちがったらよそうするとこにはつかないだろ)

出発点が違ったら予想するとこには着かないだろ

(つたえられてよかったですねつたえないとかんがえてないのとおなじだからあいてにとって)

伝えられてよかったですね 伝えないと考えてないのと同じだから相手にとって

(きもちとはかんけいないいけんのやりとりをできるようになってほしいんです)

気持ちとは関係ない意見のやりとりを できるようになってほしいんです

(けんかじゃなくぎろんをしてほしい)

ケンカじゃなく議論をしてほしい

(じぶんにとってつごうのいいおはなしにとびついてしまったんでしょうね)

自分にとって都合のいいお話に 飛びついてしまったんでしょうね

(けいかんだからとかじゃないひととしておれはぜったいにしない)

警官だからとかじゃない 人としてオレは絶対にしない

(さいばんでむざいになるのとそいつがむじつなのとはまったくちがうんだ)

裁判で”無罪”になるのとそいつが”無実”なのとは 全く違うんだ

(ねたまれるがいいにくまれるがいいこうふくもまたむきずではない)

”嫉まれるがいい憎まれるがいい幸福もまた無傷ではない”