秘密の盟約　１

(さっかくはあまりにきょだい、ぼうだいでやつらのちかくはんいをのがれでる )

錯覚はあまりに巨大、膨大で奴等の知覚範囲を逃れ出る

(それがみえるものたちはたしゃから「しょうき」とはおもわれない )

それが見える者たちは他者から「正気」とは思われない

(たがいのつながりをかくすためわれわれはべつべつにはなれたぜんせんをつくる )

互いの繋がりを隠すため我々は別々に離れた前線を作る

(さっかくをそんぞくさせるためわれわれのつながりなどないようにふるまう )

錯覚を存続させるため我々の繋がりなどないように振舞う

(われわれにうたがいがけっしてかからぬようもくひょうはいちどにひとつずつたっせいされてゆく )

我々に疑いが決してかからぬよう目標は一度に一つずつ達成されてゆく

(これはまたやつらがへんかにきづくことをふせいでくれる )

これはまた奴等が変化に気づくことを防いでくれる

(われわれはきゅうきょくのひみつをしっているので、 )

我々は究極の秘密を知っているので、

(つねにやつらのけいけんとかんれんのあるぶんやでうえをいくのだ )

常に奴等の経験と関連のある分野で上を行くのだ

(われらはつねにともにうごき、ちとひみつによってむすばれつづける )

我等は常に共に動き、血と秘密によって結ばれ続ける

(もらしたものにはしがおとずれる )

漏らした者にはﾀﾋが訪れる

(いかにもぎゃくのことをしているとみせかけつつ )

如何にも逆のことをしていると見せかけつつ

(やつらのじゅみょうをみじかくせいしんやはんだんりょくをよわくたもつ )

奴等の寿命を短く精神や判断力を弱く保つ

(やつらが「なにがおきているのか」にけっしてきづかぬよう )

奴等が「何が起きているのか」に決して気づかぬよう

(われわれはもてるかがくやぎじゅつのちしきをこうみょうにつかう )

我々は持てる科学や技術の知識を巧妙に使う

(なんしつきんぞく、ろうかそくしんざいやちんつうざいをしょくもつやみずとくうきにいれてりようする )

軟質金属、老化促進剤や鎮痛剤を食物や水と空気に入れて利用する

(やつらのいくところすべてがどくにおおわれる )

奴等の行くところすべてが毒に覆われる

(なんしつきんぞくはやつらをくるわせる )

軟質金属はやつらを狂わせる

(われわれのおおくのぜんせんがちりょうほうをみつけるとやくそくするが )

我々の多くの前線が治療法をみつけると約束するが

(そのじつもっとおおくのどくをくらわせてやる )

その実もっと多くの毒を喰らわせてやる

(どくはやつらのひふやくちからきゅうしゅうされ、やつらのしょうきやせいしょくきかんをはかいする )

毒は奴等の皮膚や口から吸収され、奴等の正気や生殖器官を破壊する