囮囚

(はりつめられたくものすに)

張り詰められた蜘蛛の巣に

(まんまとはまってしまってさ)

まんまとハマってしまってさ

(ただしさのうらもおもても)

正しさのウラもオモテも

(もはやなにかわかんないや)

もはや何かわかんないや

(たいせつにもってたはずのもの)

大切に持ってたはずのモノ

(にげるためにはじゃまくさくて)

逃げるためには邪魔くさくて

(いのちからがらもどってきた)

命からがら戻ってきた

(ここはてんごくににたじごくだった)

ここは天国に似た地獄だった

(やみにめがなれそうになったそのとき)

闇に目が慣れそうになったその時

(さしのべられたこのては)

差し伸べられたこの手は

(せいぎですかあくですか)

正義ですか？悪ですか？

(わすれさりそうなさけびが)

忘れ去りそうな救難信号が

(あすをよんでる)

明日を呼んでる

(いたいよいたいよ)

イタイヨ イタイヨ

(はぐれかけたきぼうをだいて)

はぐれかけた希望を抱いて

(こんどこそそのあいのこたえを)

今度こそ その哀の 真犯人を

(ひとおもいにやれ)

一思いに葬れ

(きがつきゃせかいはひとりいちだい)

気がつきゃ世界は一人一台

(たまもはもないきょうきもって)

弾も刃もない凶器持って

(ゆびさきだけであやめあい)

指先だけで殺め合い

(もはやだいなんじたいせんだ)

もはや第何次大戦だ？

(しょきかしようとさせどきれど)

初期化しようと刺せど切れど

(ながれるちはそこついて)

流れる血は底ついて

(きょうもかがみにうつるたにん)

今日も鏡に映る自分

(それはかいらくににたくつうだった)

それは快楽に似た苦痛だった

(かくしてもげせないきずが)

隠しても解せない有罪が

(あすにふるえる)

明日に慄える

(こわいよこわいよ)

コワイヨ コワイヨ

(どくにおかされたぴえろは)

毒に侵された道化は

(ぼくなのあなたなのそれとも)

僕なの？あなたなの？それともYeah,yeah,yeah

(とおいかこにつかれたとうぼうしゃ)

遠い過去に憑かれた逃亡者

(おちていくなみだににじんだいたみを)

落ちていく涙に滲んだ痛みを

(うれしそうにのみほすあなたはばけもの)

嬉しそうに飲み干すあなたは囮囚

(やみにめがなれそうになったそのとき)

闇に目が慣れそうになったその時

(さしのべられたこのては)

差し伸べられたこの手は

(ほんとうですかうそですか)

真ですか？偽ですか？

(せいぎですかあくですか)

正義ですか？悪ですか？

(わすれさりそうなさけびが)

忘れ去りそうな救難信号が

(あすをよんでる)

明日を呼んでる

(いたいよいたいよ)

イタイヨ イタイヨ

(はぐれかけたきぼうをだいて)

はぐれかけた希望を抱いて

(なんどでもそのこえをさがすからおしえてよ)

何度でもその声を探すから教えてよ

(こんどこそそのあいのこたえを)

今度こそ その哀の 真犯人を

(ひとおもいにやれ)

一思いに葬れ