追い風

(もうなにもいたまないと)

もう何も痛まないと

(つよがるこえはふるえていた)

強がる声は震えていた

(いちどおれたはなはにどと)

一度折れた花は二度と

(かがやけないんだとうなだれていた)

輝けないんだと項垂れていた

(よごれたてとながれだしたあし)

汚れた手と流れ出した足

(けせないきおくとつみをもって)

消せない記憶と罪を持って

(あしたがこわくてもあさひをあびて)

明日が怖くても朝陽を浴びて

(まためぶいていく)

また芽吹いていく

(もういちどだけたちあがってよ)

もう一度だけ立ち上がってよ

(かなしみもかてになるから)

悲しみも糧になるから

(つみかさねたものなくしても)

積み重ねたもの失くしても

(ぼくらがそばにいるから)

僕らが傍にいるから

(ふみちがえておわりじゃない)

踏み違えて終わりじゃない

(どこでだってまってるみらい)

何処でだって待ってる未来

(きみはかわれてるわらえてる)

君は変われてる笑えてる

(いきてくものだけにふくおいかぜ)

生きてく者だけに吹く追い風

(だれのめもいとわずにさきほこれ)

誰の目も厭わずに咲き誇れ

(ふりしきるあめもせなかをおすよ)

降りしきる雨も背中を押すよ

(もうだれもしんじないと)

もう誰も信じないと

(かべんはとうにとざされた)

花弁はとうに閉ざされた

(それもいいさだけどどうか)

それも良いさだけどどうか

(きみのことだけはしんじていて)

君の事だけは信じていて

(むさぼったこどくのあじはどうだい)

貪った孤独の味はどうだい

(けせないかこのあざをかくして)

消せない過去の痣を隠して

(きみらしくいられるどこかへいこう)

君らしくいられる何処かへ行こう

(にもつはいらない)

荷物はいらない

(もういちどだけたちあがれば)

もう一度だけ立ち上がれば

(またちがったけしきがみえる)

また違った景色が見える

(いまみえてるものそれだけが)

今見えてるものそれだけが

(すべてとおもわないでいい)

全てと思わないでいい

(ふりかえったってこたえはない)

振り返ったって答えはない

(きみだけがかえれるみらい)

君だけが変えれる未来

(いつかまたころぶそのときも)

いつかまた転ぶその時も

(いきてくものだけにふくおいかぜ)

生きてく者だけに吹く追い風

(なんどおれてもかれはてても)

何度折れても枯れ果てても

(ときをへてまたひらく)

時を経てまた開く

(まえがみえぬならかたをかそう)

前が見えぬなら肩を貸そう

(ぼくらはそばにいるから)

僕らは傍にいるから

(ふみちがえておわりじゃない)

踏み違えて終わりじゃない

(どこでだってまってるみらい)

何処でだって待ってる未来

(きみはかわれてるわらえてる)

君は変われてる笑えてる

(いきてくものだけにふくおいかぜ)

生きてく者だけに吹く追い風

(だれのめもいとわずにさきほこれ)

誰の目も厭わずに咲き誇れ

(ふりしきるあめもせなかをおすよ)

降りしきる雨も背中を押すよ