君待ちの唄
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歌詞(問題文)
(かわされたうたものがたりかみおろし)
交わされた歌 物語 かみおろし
(のぼるかがりびまれびとまだか)
昇る篝火 稀人まだか
(まれびとまだか)
稀人まだか
(ことのはよことのはよ)
言の葉よ 言の葉よ
(よりしろとなれよりしろとなれ)
依り代となれ 依り代となれ
(うたのねようたのねよ)
歌の音よ 歌の音よ
(よりしろとなれ)
依り代となれ
(やまとうたはひとのこころをたねとして)
やまとうたは人の心を種として
(よろづのことのはとぞなれりける)
よろづの言の葉とぞなれりける
(ひとのおもいでつむがれたものがたりをよすがとし)
人の想いで紡がれた物語を縁とし、
(このよにうまれいづるのはうたもわれらもおなじこと)
この世に生まれ出づるのは歌も我らも同じこと
(さあさいごのおおしあげだ)
さあ、最後の大仕上げだ
(これよりさきはかみのりょういき)
「これより先は、神の領域」
(ひとつしんのぞうがみゃくうちはじめ)
一つ 心の臓が脈打ち始め
(ふたつあかきちはめぐりまわる)
二つ 赤き血は巡り廻る
(みっつまなこはまだひかりをしらず)
三つ 眼はまだ光を知らず
(よっつてあしはわかれゆびをなし)
四つ 手足は分かれ指を成し
(いつつみみはおとのいみもわからず)
五つ 耳は音の意味もわからず
(むっつくちはまだことばをもたず)
六つ 口はまだ言葉を持たず
(ななつそのはいにくうきをすいこめば)
七つ その肺に空気を吸い込めば
(きみはうぶごえをあげるだろう)
君は産声を上げるだろう
(やどれやどれや)
宿れ宿れや
(そのいのちそのかたち)
その命 その形
(やどれやどれや)
宿れ宿れや
(そのれきしそのからだ)
その歴史 その体
(いのれいのれや)
祈れ祈れや
(そのちぎりそのみそぎ)
その契り その禊
(いわえいわえや)
祝え祝えや
(そのさだめそのやくめ)
その宿命 その役目
(どちらへこちらへこちらへさあさあ)
どちらへこちらへこちらへ さあさあ
(どちらへこちらへこちらへさあさあ)
どちらへこちらへこちらへ さあさあ
(やどれやどれや)
宿れ宿れや
(いのれいのれや)
祈れ祈れや
(いわえいわえや)
祝え祝えや
(きみまちのうた)
君待ちの唄
(やどれやどれや)
宿れ宿れや
(いのれいのれや)
祈れ祈れや
(いわえいわえや)
祝え祝えや
(きみまちのうた)
君待ちの唄
(いねいみひたくく)
イネイミヒタクク
(わさわかはけらら)
ワサワカハケララ
(さくつはやみおみ)
サクツハヤミオミ
(くつやひかかつ)
クツヤヒカカツ
(のひづみはおち)
ノヒヅミハオチ
(いねいみひたくく)
イネイミヒタクク
(わさわかはけらら)
ワサワカハケララ
(さくつはやみおみ)
サクツハヤミオミ
(くつやひかかつ)
クツヤヒカカツ
(のひづみはおち)
ノヒヅミハオチ
(いねいみひたくく)
イネイミヒタクク
(わさわかはけらら)
ワサワカハケララ
(ときはみちた)
時は満ちた
(さくつはやみおみ)
サクツハヤミオミ
(くつやひかかつ)
クツヤヒカカツ
(みちたりた)
満ち足りた
(のひづみはおち)
ノヒヅミハオチ
(やっつ)
八つ
(いまこそここのこえをあげたまえ)
今こそ呱々の声を上げ給え
(われをよびおこすのはもえたぎる)
我を呼び起こすのは 燃え滾る
(やっつのほのお)
八つの炎
(われにあたえられたのはにくたいと)
我に与えられたのは肉体と
(やっつのくのう)
八つの苦悩
(ごおんじょうく)
五陰盛苦
(このみにやどるくるしみいたみなやみなぜわれをうみだした)
この身に宿る苦しみ痛み悩み なぜ我を産み出した
(ともにたたかうためしめいはたすため)
共に戦うため 使命果たすため
(どうかちからをかしたまえ)
どうか力を貸し給え
(かしたまえかしたまえ)
貸し給え 貸し給え
(うまれたわけはといつづけよう)
産まれた理由は問い続けよう
(このみがかたるものがたりをつむごう)
この身が語る物語を紡ごう