伝わんない

(３６どびねつきょうのてんきはくもり)

36度微熱　今日の天気は曇り

(あなたとふたりでまちなみをあるく)

あなたと二人で　街並みを歩く

(よりどりみどりねそうだねふたりが)

「より取り見取りね」「そうだね」2人が

(おなじことばでみたのはまったくちがうもの)

同じ言葉で見たのは全く違うモノ

(てをつなぎあるくしあわせにみえる)

手をつなぎ歩く　幸せに見える

(でもほんとうのところあるくすぴーどがちがう)

でも本当のところ　歩くスピードが違う

(あなたはせかすのねひーるのあしがいたい)

あなたは急かすのね　ヒールの足が痛い

(じぶんのことであたまのなかがいっぱい)

自分のことで頭の中がいっぱい？

(そうよねおもいだした)

そうよね　思い出した

(あなたはあなたわたしはわたし)

あなたはあなた　私は私

(ほんとうにちがうときづいたの)

本当に違うと気づいたの

(どれだけひとつまじわったとしても)

どれだけ1つ交わったとしても

(なぜかつたわんない)

なぜか　伝わんない

(おもしろそうにしゃべるとりあえずわらう)

面白そうにしゃべる　とりあえず笑う

(こころのなかまではわらえていないけど)

心の中までは　笑えていないけど

(しあわせがまひしていつのまにかたえることが)

幸せがマヒしていつの間にか耐えることが

(あたりまえになってるきがしたどうしよう)

当たり前になってる気がした　どうしよう

(あぁきづいてねぇきづいて)

あぁ　気づいて　ねぇ　気づいて

(わたしのこえはとどかないけど)

私の声は　届かないけど

(あぁあなたもねぇほんとうは)

あぁ　あなたも　ねぇ　本当は

(つたえたいことがあるのかなねぇ)

伝えたいことがあるのかな　ねぇ？

(ふあんでさふあんでさ)

不安でさ　不安でさ

(こころがもたないの)

心が　持たないの

(じぶんがさじぶんがさ)

自分がさ　自分がさ

(よわいのはわかってる)

弱いのは　わかってる

(たにんにはたにんには)

他人には　他人には

(きたいとかしないから)

期待とか　しないから

(あなたにはわかっててほしいから)

あなたにはわかっててほしいから

(あなたはあなたわたしはわたし)

あなたはあなた　私は私

(ほんとうにちがうときづいたの)

本当に違うと気づいたの

(どれだけひとつまじわったとしても)

どれだけ1つ交わったとしても

(なぜかつたわんない)

なぜか　伝わんない

(あしたもきっとわからないまま)

明日もきっと　わからないまま

(おたがいのふあんをいだいたまま)

お互いの　不安を抱いたまま

(ふまんはほかのだれかにうつして)

不満は他の誰かに移して

(ふたりはいきてくの)

2人は生きてくの

(つたわんない)

伝わんない