sakayume

(こんなじかんにつきまとうのは)

こんな時間につきまとうのは

(あしたのこうかいをつれてくるゆめ)

明日の後悔を連れてくる夢

(ゆれてしずんでめをそらしてたもののそばで)

揺れて沈んで　目を逸らしてたもののそばで

(きみのことだけきみのことだけ)

君のことだけ　君のことだけ

(ことばになんてまだできなくて)

言葉になんてまだできなくて

(まちがいそうでこわくて)

間違いそうで怖くて

(のびてちぢんでまたのびてったかげをみつめてきづいた)

伸びて縮んでまた伸びてった影を見つめて気付いた

(ぼくのいばしょはあれからあのときのまま)

僕の居場所はあれからあの時のまま

(まもるためだとかたくにぎった)

守る為だと固く握った

(このてのまんなかのゆびをたてて)

この手の真ん中の指を立てて

(つかみそこねたこのゆびいっぽんぶんのなかに)

掴み損ねたこの指一本分の中に

(ふたりのあしたときみのやさしさ)

二人の明日と　君の優しさ

(ことばになんてまだできなくて)

言葉になんてまだできなくて

(まちがいそうでこわくて)

間違いそうで怖くて

(でもくちをとじているのはもっとこわくて)

でも口を閉じているのはもっと怖くて

(かさなりはなれてまたかさなった)

重なり離れてまた重なった

(はりをみつめてきづいた)

針を見つめて気付いた

(きみがふみだしたみらいにぼくだけがいない)

君が踏み出した未来に僕だけがいない

(きずつかぬようににげて)

傷付かぬように逃げて

(いたそうなこともきょくりょくさけて)

痛そうなことも極力避けて

(たがいにむいたあいはささるほどにとがって)

互いに向いた愛は刺さるほどに尖って

(いまきづいたところでなにもできないあのよるのつづき)

今気付いたところで何もできないあの夜の続き

(きみのｓｏｓひびいて)

君のＳＯＳ響いて

(ことばになんてまだできなくて)

言葉になんてまだできなくて

(まちがいそうでこわくて)

間違いそうで怖くて

(でもくちをとじているのはもっとこわくて)

でも口を閉じているのはもっと怖くて

(のびてちぢんでかさなりそうで)

伸びて縮んで重なりそうで

(はなればなれのきもちがとけずにしずんで)

離れ離れの気持ちが溶けずに沈んで

(よるのそこでゆれていた)

夜の底で揺れていた