アリス

(ねぇねぇどうしよっかこのままでいっそさ)

ねぇねぇどうしよっかこのままでいっそさ

(せいぜいむぞうになってつれづれにちってさ)

せいぜい無象になって徒然に散ってさ

(のうのういきてたんじゃきづくはずないから)

のうのう生きてたんじゃ気づくはずないから

(かいかんしそうによっておちてくきみのこえ)

快感思想に酔って落ちてく君の声

(ねぇねぇどうしよっかこのままじゃきっとさ)

ねぇねぇどうしよっかこのままじゃきっとさ

(せいぜいくのうになってつれづれにちってさ)

せいぜい苦悩に為って徒然に散ってさ

(のうのういきてたんじゃきづくはずないから)

のうのう生きてたんじゃ気づくはずないから

(らっかんしそうによっておちてくきみのはい)

楽観思想に拠って堕ちてく君の肺

(ただないていたないていたないていたから)

ただ泣いていた啼いていた哭いていたから

(いまひげきのなかでこう、もしたってどうしろっていうんだ)

今悲劇の中で香、模したってどうしろっていうんだ

(ないていたないていたないていたから)

泣いていた啼いていた哭いていたから

(ああ、びとくのままどうかしたってきえてくれないの)

嗚呼、美徳のまま同化したって消えてくれないの

(いつかのよるに)

いつかの夜に

(へぇへぇそうしよっかこのままでいっそさ)

へぇへぇそうしよっかこのままでいっそさ

(せいぜいりそうにこってくちていくへんぴさ)

せいぜい理想に凝って朽ちていく辺鄙さ

(そうそういきてたんじゃゆがむはずないから)

早々生きてたんじゃ歪むはずないから

(かいかんしそうによっておちてくひびのろえ)

快感思想に酔って落ちてく日々呪え

(たいていこんなもんかこのままじゃきっとさ)

大抵こんなもんかこのままじゃきっとさ

(せいぜいひどうをせおってふれているけんぎが)

せいぜい非道を背負って触れている嫌疑が

(そうそういきてたんじゃひるむはずないから)

蒼々生きてたんじゃ怯むはずないから

(らっかんしそうによっておちてくひびのこと)

楽観思想に拠って堕ちてく日々のこと

(ただぼうげんかきょうげんかとうげんか)

ただ妄言か狂言か桃源か

(いまきみだけのためにおんがくなんてつくってるわけないさ)

今君だけの為に音楽なんて作ってる訳ないさ

(どうどうとおうおうとごうごうと)

堂々と仰々と轟々と

(ああ、いな)

嗚呼、否

(けんそうじょうにうずもれるさいをわかっちゃくれないの)

喧騒上に埋もれる才を解っちゃくれないの

(いつかのよう)

いつかの様

(ないていたないていたないていたから)

泣いていた啼いていた哭いていたから

(いまひげきのなかでこう、もしたって)

今悲劇の中で香、模したって

(どうしろっていうんだ)

どうしろっていうんだ

(ないていたないていたないていたから)

泣いていた啼いていた哭いていたから

(ああ、びとくのままどうかしたってきえてくれないの)

嗚呼、美徳のまま同化したって消えてくれないの

(いつかのよるに)

いつかの夜に