nee

(かくまったなまえでぼくら)

匿った名前でボクラ

(そのぞんざいなかちかんを)

そのぞんざいな価値観を

(あいをしったそのびねつに)

愛を知ったその微熱に

(ぶちこんだんだいきがないな)

ぶちこんだんだ　息が無いな

(からませたそのりょうてに)

絡ませたその両手に

(なにをみたぜつぼうかな)

何を見た？絶望かな？

(それはともかくしてもんだいです)

それはともかくして問題です

(ぼくはだれほらきみはないた)

ボクは誰　ほらキミは泣いた

(たったひとつぶのすなを)

たったひと粒の砂を

(さがすのはさがすのは)

探すのは　探すのは

(ぞんがいきぼうろんよりも)

存外　希望論よりも

(ばからしくうつくしく)

馬鹿らしく　美しく

(あいさつごとからはじめよう)

あいさつゴトから始めよう

(でもじょうずにきみといえるのかな)

でも上手にキミといえるのかな？

(でははじめましてごきげんよう)

では　「ハジメマシテ、ゴキゲンヨウ」

(じゃそれじゃあねばいばい)

じゃ、それじゃあね、バイバイ

(ねえきずつくのがきずつくのが)

ねえ！傷つくのが　傷つくのが

(ひたおそれるほどこわいのかな)

ひた恐れるほど怖いのかな？

(でもきみはちがうきみはちがう)

でもキミは違う　キミは違う

(ねつをもつことば)

熱を持つ言葉

(くぐもったのうりにうかんだんだ)

くぐもった脳裏に浮かんだんだ

(しさつしたかんじょうたちが)

刺殺した　感情たちが

(いつかのぼくをさがした)

いつかのボクを探した

(ぼくじしんのあいことば)

ボク自身の合言葉。

(ながされたひびをかたてに)

流された日々を片手に

(おかしいなねえおかしいな)

おかしいな、ねえ、おかしいな。

(つもるれっとうかんかなしみ)

積もる劣等感、悲しみ

(さよならｎｅｅいとしねいろ)

さよなら「nee」愛し音色

(あいをつたえるためのうた)

愛を伝えるための歌

(きみがおしえてくれたんだ)

キミが教えてくれたんだ

(きみがおしえてくれたんだ)

キミが教えてくれたんだ！

(きみにおくるのさ)

キミに贈るのさ

(だれもかれもぼくもきみも)

誰も彼も　ボクもキミも

(へだてられたかべのむこうがわ)

隔てられた壁の向こう側

(のぞこうとするんだなんかやだね)

覗こうとするんだ　なんかヤだね

(さむけがするんだ)

寒気がするんだ

(ねえひねりだしたひねりだした)

ねえ！ひねり出した　ひねり出した

(あのうたのいみもにせものでさ)

あの歌の意味も贋物でさ

(でもつたえたいとつたえたいと)

でもつたえたいと　つたえたいと

(かきとめたこころ)

書き留めたこころ

(とりあえずいまだけ)

とりあえず今だけ

(ゆめみさせてほしいよ)

夢見させてほしいよ

(めがさめたらあさつゆが)

目が覚めたら朝露が

(まぶたをぬらしている)

瞼を濡らしている

(こいをしたらこいをしたら)

恋をしたら　恋をしたら

(きみのあしあともきえるのかな)

キミの足あとも消えるのかな？

(でもこんないろじゃこんないろじゃ)

でもこんな色じゃ　こんな色じゃ

(かくせやしないよ)

隠せやしないよ

(ねえぼくがいたらぼくがいたら)

「ねえ！ボクがいたら　ボクがいたら

(きみのきずあともかくせたかな)

キミの傷跡も隠せたかな？！」

(でもどうしようもないよ)

でもどうしようもないよ

(どうしようもないよ)

どうしようもないよ

(さいごにさけぶうた)

最後に叫ぶ歌