うたをうたうひと
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歌詞(問題文)
(はやりうたうかべるらららなまえなどしらないぼくは)
流行り歌 浮かべる ららら 名前など知らない僕は
(そっといきをひそめた)
そっと息を潜めた
(こをえがいたくうをきっただれかのうたでぼくは)
弧を描いた 空を切った 誰かの歌で僕は
(そこにいってどこにいってわからないままただ)
そこに行って どこに行って わからないまま ただ
(めにうつっためにうつったゆうやみおちるあのかげは)
目に写った 目に写った 夕闇落ちるあの影は
(だれかさんのえがおにさにていた)
誰かさんの笑顔にさ、 似ていた
(わらうなくうかべるおとすうたうなくさよならまたね)
笑う 泣く 浮かべる 落とす 歌う 泣く さよなら またね
(きっとぼくらしっていた)
きっと僕ら知っていた
(せんをかいたえんをかいたわりきれないおもいは)
線を描いた 円を描いた 割り切れない思いは
(そこにいってどこにいってわからないままただ)
そこに行って どこに行って わからないまま ただ
(てにうつったてにうつったやねがはじくすいてきは)
手に写った 手に写った 屋根が弾く水滴は
(だれかさんのなみだにさにていた)
誰かさんの涙にさ、 似ていた
(やっとみつけたぼくだかわりはてたすがたはみにくくて)
やっと見つけた僕だ 変わり果てた姿は醜くて
(はだしでさそっとけった)
裸足でさ、そっと蹴った
(せんをかいたえをかいたかききれないことばは)
線を描いた 絵を描いた 描き切れない言葉は
(こをえがいてくうをきってだれかのもとへいっちゃって)
弧を描いて 空を切って 誰かのもとへ行っちゃって
(そらをおってそらをおってよいやみおちるあのつきは)
空を追って 空を追って 宵闇落ちるあの月は
(だれかさんのよこがおににていた)
誰かさんの横顔に、 似ていた
(うたをうたうひと)
うたをうたうひと