インビジヴル

(あたまのなかはこたえをさがしてる)

頭の中は答えを探してる

(せかいにおさまるかいをさがしてる)

世界に収まる解を探してる

(ぼくがぼくじゃないなにかになっていく)

僕が僕じゃない何かになっていく

(せいとうせいなんていみをもたぬとしる)

正統性なんて意味を持たぬと知る

(きりとってはいでぬってさいてまだたんない)

切り取って、剥いで、縫って、裂いて、まだ足んない

(なんかいもなんびゃっかいもくりかえしてどうだい)

何回も何百回も繰り返して、どうだい？

(じゅんばんもこうていさえもすっぽかしたけっか)

順番も工程さえもすっぽかした結果

(ふせいかいなぼくだ)

「不正解な僕だ」

(ただたんじゅんにそんざいをせいかいとふせいかいのはんだんでしょうめいしているのに)

ただ単純に存在を、「正解」と「不正解」の判断で証明しているのに！

(それをねじまげてえつにひたるふらちこそ)

それを捻じ曲げて悦に浸る不埒こそ

(このせかいだ)

この世界だ

(いないいないばあできえさったかんじょうどっかいっちゃって)

いないいないばぁで消え去った感情どっかいっちゃって！

(さいていへんでいやになってからからのぼくは)

最底辺で嫌になって、カラカラの僕は

(はんげきなんてできなくてまんしんそうい)

反撃なんて出来なくて満身創痍

(とうぜんくるっちまうよ)

当然狂っちまうよ！

(かんかくさえもきえさってちりぢりだっていやになって)

感覚さえも消え去って「散々だ！」って嫌になって

(ひょうじょうさえもうまくつくれはしないようだ)

表情さえも上手く作れはしないようだ

(あいもたえだえなけっか)

愛も絶え絶えな結果

(ぼくのかんじょうそんざいはｉｎｖｉｓｉｂる)

僕の感情、存在はinvisibる

(もうどうでもいいやぜんぶつまらないなあ)

「もうどうでもいいや、全部つまらないなぁ」

(しょうたいのふめいなかんじょうがめをあけた)

正体の不明な感情が目を開けた

(こうていもひていもこんだくであっぱらぱーのぱー)

肯定も否定も溷濁でアッパラパーのパー

(かいけつあんくださいこんだくたー)

解決案くださいコンダクター

(もうぶったおれそうだ)

もうぶっ倒れそうだ！

(あたまのなかでなる)

頭の中で鳴る

(いびつけはい)

歪、気配

(きづけばはうりんぐってばぐ)

気付けばハウリングってバグ！

(いまにもはじけそうなこころのなかみは)

今にも弾けそうな心の中身は

(なきさけんでいたの)

泣き叫んでいたの！

(もうなににぜんぶなくなってそんざいさえもきえさって)

もう何に全部無くなって、存在さえも消え去って

(あっけになってなんかわらえてきちゃうもんだ)

呆気になって なんか笑えてきちゃうもんだ

(おまえのしゅぎもしゅちょうも)

お前の主義も主張も

(ぜんぶぜんぶぜんぶけしてやるよ)

全部全部全部、消してやるよ

(いないいないばあできえさったかんじょうぜんぶうばいさって)

いないいないばぁで消え去った感情全部奪い去って！

(さいだいおんりょうぶっぱしてかんぜんたいのぼくだ)

最大音量ぶっぱして、完全体の僕だ

(きくみみなんてもうふさいでもんどうごむよう)

聞く耳なんて、もう塞いで問答御無用

(きしかいせいさいをなげろきえかけたあいのほうこうせい)

起死回生、賽を投げろ消えかけた愛の方向性

(はんてんえらんであらがって)

反転選んで抗って

(かんじょうそんざいあいぜんぶのいずまかせにうたう)

感情、存在、愛、全部ノイズ任せに唄う

(こたえをなしたそのけっか)

答えを成したその結果

(おまえのかんじょうそんざいをｉｎｖｉｓｉｂる)

お前の感情、存在をinvisibる