逃避行/終電間際オンライン。

(ぼくらはぼくらはうたうよ)

僕らは　僕らは　歌うよ

(どこにもかえれないきもちいだいて)

どこにも　帰れない気持ち　抱いて

(ながれてくしかい)

流れてく視界

(うたかたみたいだ)

泡沫みたいだ

(おんなじえがお)

おんなじ笑顔

(でもちがうんだめのまえのきみは)

でも違うんだ　目の前の君は

(どちらがほんとうなんだろう)

どちらが本当なんだろう

(ふたしか)

不確か

(そのままきえてしまいそうなからだで)

そのまま消えてしまいそうな身体で

(うまることないぼくひとりぶんの)

埋まることない　僕ひとり分の

(すきまをおよいでる)

隙間を泳いでる

(にげたいほどにゆらいでいく)

逃げたいほどに揺らいでいく

(みがってなきたい)

身勝手な期待

(いたい)

痛い

(ぼくらはぼくらはうたうよ)

僕らは　僕らは　歌うよ

(どこにもかえれないきもちいだいて)

どこにも　帰れない気持ち　抱いて

(でぐちのないみらいふやじょうのうえ)

出口のない未来　不夜城の上

(このままこのままかえろう)

このまま　このまま　帰ろう

(だれにもとどかないこえのこして)

誰にも　届かない　声残して

(ながれてくしかい)

流れてく視界

(きみがいなくなってくよかんがした)

君がいなくなってく予感がした

(しんじるものもきっとちがうんだ)

信じるものも　きっと違うんだ

(みにまとうひびも)

身に纏う日々も

(どこにむかっているんだろう)

どこに向かっているんだろう

(なぜか)

なぜか

(とおざけるほどちかづいてく)

遠ざけるほど近づいてく

(すがってたいとろいめらい)

縋ってたいトロイメライ

(ぼくらはぼくらはうたうよ)

僕らは　僕らは　歌うよ

(どこにもとまれないあいにのって)

どこにも　止まれない　藍に乗って

(ここちのよいゆらぎえふぶんのうえ)

心地の良い揺らぎ　F分の上

(このままこのままねむろう)

このまま　このまま　眠ろう

(だれにもみられないゆめのこして)

誰にも　見られない　夢残して

(かぎりなくあわい)

限りなく淡い

(なにもおぼえていないことにしたい)

何も憶えていないことにしたい

(いつかはいつかはわかると)

いつかは　いつかは　分かると

(こころのどこかにしまいたいよ)

心のどこかにしまいたいよ

(あけるまでくらい)

「明けるまで　暗い」

(あたりまえのうれい)

当たり前の憂い

(ぼくらはぼくらはうたうよ)

僕らは　僕らは　歌うよ

(どこにもかえれないきもちいだいて)

どこにも　帰れない気持ち　抱いて

(でぐちのないみらいふやじょうのうえ)

出口のない未来　不夜城の上

(このままこのままかえろう)

このまま　このまま　帰ろう

(だれにもとどかないこえのこして)

誰にも　届かない　声残して

(ながれてくしかい)

流れてく視界

(きみがいなくなってくよかんがした)

君がいなくなってく予感がした

(おんなじえがお)

おんなじ笑顔

(でもちがうんだめのまえのきみは)

でも違うんだ　目の前の君は

(どちらがほんとうなんだろう)

どちらが本当なんだろう

(ふたしか)

不確か

(そのままきえてしまいそうなからだで)

そのまま消えてしまいそうな身体で

(うまることのないぼくひとりぶんの)

埋まることのない　僕ひとり分の

(すきまをおよいでいた)

隙間を泳いでいた