The Beast.
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歌詞(問題文)
(ひとがつむぎあげたかけらたちを)
人が紡ぎ上げた欠片達を
(まどのそとからながめつづけた)
窓の外から眺め続けた
(どあをつくることもできなかった)
ドアを作る事も出来なかった
(それはおさないぼくのぷらいど)
それは幼い僕のプライド
(びじょとやじゅうのおうじはまほうをかけられ)
美女と野獣の王子は魔法を掛けられ
(ひとからみにくいけもののすがたになりました)
人から醜い獣の姿になりました。
(わたしはみずからにまほうをかけ)
私は自らに魔法をかけ
(みにくいひとからうつくしいけものになりました)
醜い人から美しい獣になりました。
(かくしごとをしていましたきずつくのがいやでした)
『隠し事をしてました 傷つくのがいやでした』
(やっときずいたぼくだけのおしろは)
やっと築いた僕だけのお城は
(あまりにくうきょでみちていました)
余りに空虚で満ちていました
(あるひあらわれたあなたは)
ある日現れたあなたは
(ぼくがのぞむすべてをもってた)
僕が望む全てを持ってた
(ぼくがつみあげたれんがを)
僕が積み上げたレンガを
(たやすくとびこえさわってきづいた)
容易く飛び越え触って気付いた
(かなしいくらいつめたいね)
「悲しいくらいつめたいね
(ずっとさびしかったんだね)
ずっと寂しかったんだね」
(おびえてはなれてかざってはかって)
怯えて 離れて 飾って 測って
(あせってみだれてけなして)
焦って 乱れて 貶して
(にげだした)
逃げ出した
(ひとがつむぎあげたかけらたちが)
人が紡ぎ上げた欠片たちが
(おりかさなるのをうらやんでいた)
折り重なるのを羨んでいた
(こどくにつくりあげたぼくのしろ)
孤独に作り上げた僕の城
(どあをとざしたぼくのぷらいど)
ドアを閉ざした僕のプライド
(しゅうれいなおもだちとしなないからだをてにいれたわたしは)
秀麗な面立ちと死なない身体を手に入れた私は
(ひとりでなんでもできるきになっていたのです)
一人で何でも出来る気になっていたのです。
(かくしごとをしてましたうしなうのがいやでした)
『隠し事をしてました 失うのが嫌でした』
(やっとあらわれたおしろのじゅうにん)
やっと現れたお城の住人
(はじめてのあいにとまどいました)
初めての愛に戸惑いました
(どうじょうなんかはよしてよ)
「同情なんかはよしてよ
(おまえにわかってたまるかよ)
お前にわかってたまるかよ」
(にぎってかじってこぼしてあばれて)
握って 齧って 零して 暴れて
(それでもあなたはひろってつかんでた)
それでもあなたはひろって掴んでた
(いきかうぐんしゅうのあいをみつめ)
行き交う群衆の愛を見つめ
(いちばんたいせつをさけつづけた)
一番大切を避け続けた
(こどくになれしたしんだこのみが)
孤独に慣れ親しんだこの身が
(ひだまりでとけるのをゆるさない)
日だまりで溶けるのを許さない
(だからなおのことたにんをひつようだとおもうじぶんがゆるせなかったのです)
だから猶の事、他人を必要だと思う自分が許せなかったのです。
(つよがりははんせいきにわたり)
強がりは半世紀に渡り
(それはあまりにこうふくなじかんでした)
それはあまりに幸福な時間でした。
(かくしごとをしてましたそれがあいとしっていました)
『隠しごとをしてました それが愛と知っていました』
(そっときえていったしろのじゅうにん)
そっと消えていった城の住人
(おそれたかんじょうがこみあげました)
恐れた感情が込み上げました
(かくしごとをしてましたとわのあいをのぞみました)
『隠しごとをしてました 永遠の愛を望みました』
(あたえられたのはえいえんだけ)
与えられたのは永遠だけ
(はじめてひとのためほえました)
初めて人のため吼えました
(とびらをひらいて)
「扉を開いて
(すがってにぎってわらってつむいで)
縋って 握って 笑って 紡いで
(あいせばよかったなぁ)
愛せばよかったなぁ」
(あたえられたぬくもりのかげが)
与えられた温もりの影が
(ぼくのこどくのしろを)
僕の孤独の城を
(ゆるさない)
許さない
(じぶんでかせをはめたこのからだ)
自分で枷をはめたこの身体
(とわにぼくのおわりを)
永遠に僕の終わりを
(ゆるさない)
許さない
(いきかうぐんしゅうにあいをまいて)
行き交う群衆に愛を蒔いて
(とわになみだをつむぎつづけて)
永遠に涙を紡ぎ続けて
(またあなたにあえるそのひまで)
またあなたに会えるその日まで
(なんぜんねんさきもまちつづける)
何千年先も待ち続ける