美しい名前/THE　BACK　HORN

(なきたいときほどなみだはでなくてくちびるかんでるまっしろいよる)

泣きたい時ほど涙は出なくて　唇噛んでる真っ白い夜

(からだじゅうにくだをたくさんつけてそうかちょっとつかれてねむってるんだね)

体中に管をたくさん付けて　そうかちょっと疲れて眠ってるんだね

(せかいでいちばんかなしいこたえとかなしくなれないまっくろいかげ)

世界で一番悲しい答えと　悲しくなれない真っ黒い影

(かすれそうなこえでなまえをよんだふいにぞっとするほどむなしくひびいた)

擦れそうな声で名前を呼んだ　ふいにゾッとするほど虚しく響いた

(あぁとけいのはりをもどすまほうがあれば)

あぁ　時計の針を戻す魔法があれば

(あぁこのむりょくなりょうてをきりおとすのに)

あぁ　この無力な両手を切り落とすのに

(せかいはふたりのためにまわりつづけているよ)

世界は二人のために回り続けているよ

(せかいにふたりぼっちでこどうがきこえるくらいに)

世界に二人ぼっちで　鼓動が聞こえるくらいに

(かすかにこのてをなぞったゆびさきちいさなさいんにびんかんになる)

微かにこの手をなぞった指先　小さなサインに敏感になる

(こんなふうにきみのこころのおとにみみをずっとすましてすごせばよかった)

こんなふうに君の心の音に　耳をずっと澄まして過ごせばよかった

(あぁおもいをかくしたままわらっていたね)

あぁ　想いを隠したまま笑っていたね

(あぁしらないふりをしてたぼくへのばつだ)

あぁ　知らない振りをしてた　僕への罰だ

(せかいはふたりのためにまわりつづけているよ)

世界は二人のために回り続けているよ

(はなれてしまわぬようにこきゅうもできないくらいに)

離れてしまわぬように　呼吸もできないくらいに

(なんどだってよぶよきみのそのなまえをだからめをさましておくれよ)

何度だって呼ぶよ　君のその名前を　だから目を覚ましておくれよ

(いまごろきづいたんだきみのそのなまえがとてもうつくしいということ)

今頃気付いたんだ　君のその名前がとても美しいということ

(せかいはふたりのためにまわりつづけているよ)

世界は二人のために回り続けているよ

(せかいにふたりぼっちでこどうがきこえるくらいに)

世界に二人ぼっちで　鼓動が聞こえるくらいに

(せかいはふたりのためにまわりつづけているよ)

世界は二人のために回り続けているよ

(はなれてしまわぬようにこきゅうもできないくらいに)

離れてしまわぬように　呼吸もできないくらいに

(なんどだってよぶよきみのそのなまえをだからめをさましておくれよ)

何度だって呼ぶよ　君のその名前を　だから目を覚ましておくれよ

(いまごろきづいたんだきみのそのなまえがとてもうつくしいということ)

今頃気付いたんだ　君のその名前がとても美しいということ