空っぽのメロディー

(よるがきらいだせかいにわたしだけみたい)

夜が嫌いだ 世界に私だけみたい

(あさがきらいだよどんだわたしはばかみたい)

朝が嫌いだ 淀んだ私は 馬鹿みたい

(かなしくいきてもつよくいきても)

悲しく生きても 強く生きても

(いそがしくいきてもまぎらわせることはできなかった)

忙しく生きても 紛らわせることはできなかった

(だれかがえがいたゆめはうばわれぐちゃぐちゃになりまるめすてられ)

誰かが描いた　夢は奪われ ぐちゃぐちゃになり 丸め捨てられ

(ひろってくれたのやさしいひとね)

拾ってくれたの優しい人ね

(だけどおそいよそっとひろげたきゃんぱすはしわくちゃで)

だけど遅いよ そっと広げたキャンパスはしわくちゃで

(もとにはもうもどれない)

元にはもう戻れない

(いきろいきろいきろいってむせきにんだよ)

「生きろ」「生きろ」「生きろ」言って 無責任だよ

(しぬなしぬなしぬなだっていまさらなんだよ)

「死ぬな」「死ぬな」「死ぬな」だって 今更なんだよ

(おおきすぎるせいぎはかねるどころかすべてうばいさった)

大きすぎる正義は 兼ねるどころか全て奪い去った

(だれもかれもきっとからっぽのめろでぃー)

「誰」も「彼」もきっと 空っぽのメロディー

(いまにこぼれそうなきれいないのちのぐらすを)

今に零れそうな 綺麗な命のグラスを

(ささえつづけてくぎむなんてだれにもないそうでしょ)

支え続けてく義務なんて誰にもない そうでしょ

(もしそうやっておもえるひとがいるならとてもうらやましいな)

もしそうやって想える人がいるなら とても羨ましいな

(じんはそれを「あい」とよんだりするかな)

人はそれを「愛」と呼んだりするかな

(さいごのことばえらびたくてももはやだれになにのために)

最後の言葉選びたくても もはや「誰に」「何のために」

(いってるかもわかんないやごめんなさい)

言ってるかも分かんないや「ごめんなさい」

(いきろいきろいきろいってむせきにんだよ)

「生きろ」「生きろ」「生きろ」言って 無責任だよ

(しぬなしぬなしぬなだっていまさらなんだよ)

「死ぬな」「死ぬな」「死ぬな」だって 今更なんだよ

(おおきすぎるせいぎはかねるどころかすべてうばいさった)

大きすぎる正義は 兼ねるどころか全て奪い去った

(だれもかれもきっとからっぽのめろでぃー)

「誰」も「彼」もきっと 空っぽのメロディー

(あいはやさしさはねぇどんなだったどんなかたちなんだろう)

愛は 優しさは ねぇどんなだった？どんな形なんだろう