Green Bird

(だいだいにそまるきっさてんさめたこーひー)

橙に染まる喫茶店　冷めたコーヒー

(いまのぼくにはすこしにがい)

今の僕には少し苦い

(なんのどらまにもならない)

何のドラマにもならない

(あっけないさよならにたちすくむ)

あっけない　さよならに　立ちすくむ

(いつもならんでかわしたことばたちは)

いつも並んで交わした言葉たちは

(ゆうぞらまってどこまでも)

夕空　舞ってどこまでも

(まーぶるえがいたとけないきおく)

マーブル描いた溶けない記憶

(さめきったかっぷのそこをざらつかせ)

冷めきったカップの底をザラつかせ

(もういっかいこえをきかせて)

もう一回　声を聞かせて

(もういいかいいえないこころを)

もういいかい？癒えない心を

(いつまでかかえたらいい)

いつまで抱えたらいい？

(あなたをいろどるそのすべてが)

あなたを彩るそのすべてが

(いまだぼくのむねをうつから)

未だ僕の胸を打つから

(あいだとかこいだとかぼやくけど)

愛だとか恋だとかぼやくけど

(それほどだいじでもない)

それほど大事でもない

(ただぼくのそばでほほえんで)

ただ僕のそばで微笑んで

(てとてからむゆびくちびるあげればきりがないんだ)

手と手　からむ指　唇　挙げればきりがないんだ

(だってぼくらやさしさすらしらないままで)

だって僕ら優しさすら知らないままで

(このかわききったのどをうるおしているものも)

この乾ききった喉を潤しているモノも

(せるふさーびすおもかげをだきしめてる)

セルフサービス　面影を抱きしめてる

(もうそうとげんじつゆれてる)

妄想と現実　揺れてる

(ゆめはとっくにさめているのに)

夢はとっくに覚めているのに

(まあだだよよびかけてるよ)

まあだだよ呼びかけてるよ

(もうひとりのぼくがささやくように)

もう一人の僕が囁くように

(いつのひかいつのひか)

いつの日か　いつの日か

(あふれるくらいそそいだこころに)

溢れるくらい注いだ心に

(これっぽっちもうそなんかない)

これっぽっちもウソなんかない

(けどぼくにとってしんじつなのは)

けど僕にとって真実なのは

(おもいでのかけらだけ)

思い出のカケラだけ

(このげんじょうをうけいれたんだろう)

この現状を受け入れたんだろう？

(ながれるひとなみめをつぶれば)

流れる人並み　目を瞑れば

(まちがえさがしどうすればよかったかな)

間違え探し　どうすればよかったかな？

(かかえるほどこぼれるすとーりー)

抱えるほどこぼれるストーリー

(ひとりじゃぬぐえないや)

一人じゃ拭えないや

(あなたをつくってるそのすべてが)

あなたを形成ってるそのすべてが

(くるおしいほどやきついて)

狂おしいほど焼き付いて

(またいつかどこかであえたなら)

また何時か何処かで会えたなら

(あのひとおなじように)

あの日と同じように

(ただぼくのそばでほほえんで)

ただ僕のそばで微笑んで

(いつまでもきえないざんぞう)

いつまでも消えない残像