Nectar ラップ詞なし

(かんしょくいじょうきみをしりすぎてしまわないよう)

感触以上　君を知りすぎてしまわないよう

(あけがたまではことばをかわさずいよう)

明け方までは言葉を　交わさずいよう

(こころのきょりよりもちかづいたくちびるは)

心の距離よりも近づいた唇は

(うそをつきなれたままでやさしいままで)

嘘を吐き慣れたままで　優しいままで

(なまぬるいゆびさきのいとひくものですべて)

生ぬるい指先の　糸引くもので全て

(ぬぐえないよろこびまでかさねてゆく)

拭えない悦びまで　重ねていく

(むすんでひらいてゆらいだほうへ)

結んで開いて　揺らいだ方へ

(よりかかってここちよかったほうへ)

寄りかかって心地よかった方へ

(あいしてるなんてことばにそれいじょうのいみはない)

愛してるなんて言葉に　それ以上の意味はない

(からまるいとはほどかずに)

絡まる糸は解かずに

(からみつくしてきってはなしておあいこ)

絡みつくして　切って離して御相子

(あしたのきみからぼくはきみをしらない)

明日の君から　ボクは君を知らない

(やぶりすぎたあいとやくそくでゆびをきった)

破りすぎた　愛と約束で指を切った

(とめどなくこぼれおちるしんらいのしずく)

止めどなく零れ落ちる　信頼の雫

(きっとわかっていたんだきっとみとめずにいたんだ)

きっとわかっていたんだ　きっと認めずにいたんだ

(だきしめていたのはいつわりのせだときづいた)

抱きしめていたのは　偽りの背だと気づいた

(くちづけごしのやくそくもくちあたりのいいねくたるも)

口づけ越しの約束も　口当たりのいいネクタルも

(かためてしまえばもろくくずれるじぇらーと)

固めてしまえば　脆く崩れるジェラート

(おもいおもわれふりふられ)

思い思われ振り振られ

(こどもだましはきってはなしておあいこ)

子供騙しは　切って離して御相子

(あしたのきみからぼくはきみをしらない)

明日の君から　ボクは君を知らない

(おやすみ)

おやすみ

(むすんでひらいてゆらいだほうへ)

結んで開いて　揺らいだ方へ

(よりかかってここちよかったほうへ)

寄りかかって心地よかった方へ

(あいしてるなんてことばにそれいじょうのいみはない)

愛してるなんて言葉に　それ以上の意味はない

(もざいくごしのかけひきをだれをかわしてもしなくても)

モザイク越しの駆け引きを　誰を交わしても　しなくても

(あしたのきみからぼくはきみをしらない)

明日の君から　ボクは君を知らない

(よりそうせなかのうらがわかくしてつないだゆびさき)

寄り添う背中の裏側　隠して繋いだ指先

(あまさのおちたのみのこしきづかぬふりをしたまま)

甘さの落ちた飲み残し　気づかぬフリをしたまま

(かみつのあいをすう)

花蜜の愛を吸う