晴天を衝け 名言集
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問題文
(あんたがうれしいだけじゃなくて、みんながうれしいのが)
あんたがうれしいだけじゃなくて、みんながうれしいのが
(いちばんなんだで。ひとはうまれてきたそのときからひとりで)
一番なんだで。人は生まれてきたそのときから一人で
(ないんだよ。いろんなものとつながってんだんだよ。それをここの)
ないんだよ。いろんなものとつながってんだんだよ。それをここの
(おくそこだってわかってんだよ。)
奥底だってわかってんだよ。
(あいだまは、いいものをつくりゃひとにうれしがられ、)
藍玉は、いいものをつくりゃ人にうれしがられ、
(みずからもりをえて、またむらをうるおすこともできる。)
自らも利を得て、また村を潤すこともできる。
(ひとのためにもおのれのためにもなるいいあきないだに)
人のためにも己のためにもなるいい商いだに
(ひゃくしょうだってこのよのいっぺんをになってるんだ。)
百姓だってこの世の一片を担ってるんだ。
(おれはもっとしりてえ。いまこのくにがどうなってんだか、)
俺はもっと知りてえ。今この国がどうなってんだか、
(えどでこのめでみてきてえんだ。)
江戸でこの目で見てきてえんだ。
(おれひとりまんぞくでも、このいえのあきないがうまくいっても)
俺ひとり満足でも、この家の商いがうまくいっても
(このよのなかみんながしあわせでなかったらおれはうれしいとは)
この世の中みんなが幸せでなかったら俺はうれしいとは
(おもわねえ。みんながしあわせなのがいちばんなんだい。)
思わねえ。みんなが幸せなのが一番なんだい。
(ひゃくしょうだろうがあきんどだろうがりっぱなこころざしをもつ)
百姓だろうがあきんどだろうが立派な志をもつ
(ものはいくらでもいる。それが、うまれつきのみぶんだけで)
ものはいくらでもいる。それが、生まれつきの身分だけで
(ものもいえねえのがこのよなら、おれはやっぱり)
ものも言えねえのがこの世なら、おれはやっぱり
(このよをぶっつぶさねばならねえ。)
この世をぶっ潰さねばならねえ。
(おれはもうおまえのすることにぜひはいわねえ)
俺はもうお前のすることに是非は言わねえ
(ただし、もののどうりだけはふみはずすなよ。まことを)
ただし、物の道理だけは踏み外すなよ。誠を
(つらぬいたとむねをはっていきたなら、おれはそれがしぬか)
貫いたと胸を張って生きたなら、俺はそれが死ぬか
(いきるかにかかわらずまんぞくすることにすれえ。)
生きるかにかかわらず満足することにすれえ。
(だったらそろそろはらをきめろい。おまえらがたとえばくふを)
だったらそろそろ腹を決めろい。お前らがたとえ幕府を
(だめだとおもっていても、ひとつばしがおなじとはかぎらねえ。)
だめだと思っていても、一橋が同じとは限らねえ。
(いたずらにばくふをたおすためにいのちをなげだしたところで)
いたずらに幕府を倒すために命を投げ出したところで
(それがほんとうにくにのためになるのかどうか。おまえたちは)
それが本当に国のためになるのかどうか。お前たちは
(まだそこんところをわかっちゃいねえ。)
まだそこんところをわかっちゃいねえ。
(いますでにとくがわのおいのちはつきてございます。もしてんかに)
今すでに徳川のお命は尽きてございます。もし天下に
(ことのあったとき、あなたさまがだいじなおやくめを)
ことのあったとき、あなた様が大事なお役目を
(はたされたいとおおもいならばどうか、このしぶさわを)
果たされたいとお思いならばどうか、この渋沢を
(おとりたてくださいませ。)
お取り立てくださいませ。
(てんかのししがあつまれば、このひとつばしがいきいきするに)
天下の志士が集まれば、この一橋が生き生きするに
(ちがいねえ。ばくふやだいみょうたちからはひとつばしを)
違いねえ。幕府や大名たちからは一橋を
(せいばいだなんてはなしもうまれちまうかもしれません。)
成敗だなんて話もうまれちまうかもしれません。
(まんがいちそうなったら、やっちまいましょう。)
万が一そうなったら、やっちまいましょう。
(そのときこそ、このひとつばしがてんかをおさめるのです。)
そのときこそ、この一橋が天下を治めるのです。
(もしすこしでも、それがしがおやくにたったとおかんがえで)
もし少しでも、それがしがお役に立ったとお考えで
(あれば、このさきさらにひろくてんかのししをかかえられては)
あれば、この先さらに広く天下の志士を抱えられては
(いかがかとぞんじます。かんとうのなかまにはそうとうなものが)
いかがかと存じます。関東の仲間には相当な者が
(なっからおります。おおさかからもどりましたら、)
なっからおります。大阪から戻りましたら、
(それがしとせいいちろうをかんとうへとさしつかわせては)
それがしと成一郎を関東へと差し遣わせては
(いただけませんでしょうか。)
いただけませんでしょうか。
(ふじゆうをつねとおもえばふそくなし、こころにのぞみおこらば)
不自由を常と思えば不足なし、こころに望みおこらば
(こんきゅうしたるときをおもいだすべし、かんにんはぶじ)
困窮したる時を思い出すべし、堪忍は無事
(ちょうきゅうのもと、いかりはてきとおもえ、かつことばかり)
長久の基、いかりは敵とおもえ、勝つことばかり
(しりてまけることをしらざればがいそのみにいたる、)
知りて負けることを知らざれば害その身にいたる、
(おのれをせめてひとをせめるな、およばざるは)
おのれを責めて人を責めるな、及ばざるは
(すぎたるよりまされり)
過ぎたるよりまされり
(べるぎーでもふかしぎなたいけんをしました。)
ベルギーでも不可思議な体験をしました。
(いっこくのおうが、あきんどのようにおのれのくにの)
一国の王が、あきんどのように己の国の
(さんぶつをうりこむとはとんでもねえことだとおもったが、)
産物を売り込むとはとんでもねえことだと思ったが、
(よくよくかんがえてみるに、おうがおのれのくにの)
よくよく考えてみるに、王が己の国の
(さんぶつをよくしり、みずからそれをはなす。)
産物をよく知り、みずからそれを話す。
(なんとありがたいこころがけだとおもいなおした)
なんとありがたい心がけだと思い直した
(みなのちいさきいってきいってきがながれをつくり、)
皆のちいさき一滴一滴が流れを作り、
(みながしあわせになる。こんなとれびあんなすべが)
皆が幸せになる。こんなトレビアンな術が
(あるのだと、あなたはおれにおしえてくれた。)
あるのだと、あなたは俺に教えてくれた。
(さいしょのもくてきどおり、かんではなくみんにはいり)
最初の目的通り、官ではなく民に入り
(じつぎょうのいっせんにたとうとけっしんした。)
実業の一線に立とうと決心した。
(おぬしをさそっておきながら、さきにやめるとは、)
おぬしを誘っておきながら、先に辞めるとは、
(まことにもうしわけない。)
まことに申し訳ない。
(おいもにしでどうしをあつめ、こうざんのあきないをする)
おいも西で同志を集め、鉱山の商いをする
(かんぱにーをおこしもした。おいはおおさか、)
カンパニーを起こしもした。おいは大阪、
(おはんはとうきょうであきないをすっこつになる)
おはんは東京で商いをすっこつになる
(さきにかんからみんにくだったものとして、ひとつ)
先に官から民にくだった者として、ひとつ
(あどばいすをせんといかん。せいふはやっかいな)
アドバイスをせんといかん。政府はやっかいな
(けもののあつまりじゃったが、あきないのほうは)
ケモノの集まりじゃったが、商いのほうは
(まさにばけもの)
まさに化け物
(それはたのしみだいねえ。でもなあ、えいいち。)
それは楽しみだいねえ。でもなあ、栄一。
(ちかくにいるものをだいじにすんのをわすれちゃあ)
近くにいる者を大事にすんのを忘れちゃあ
(いけねえよ)
いけねえよ
(みすたーしぶさわ。ぎんこうはただかねをあずかり、かし、)
ミスターシブサワ。銀行はただ金を預かり、貸し、
(りえきをあげればいいものではない。このぎんこうは)
利益を上げればいいものではない。この銀行は
(まだこどもだ。だいじにそだてなさい。)
まだ子供だ。大事に育てなさい。
(おおくのたみからかねをあつめておおきなながれをつくり)
多くの民から金を集めて大きな流れを作り
(えたりでまたおおくのたみにかえし、おおくをうるおす。)
得た利でまた多くの民に返し、多くを潤す。
(にほんでもこのせいどをおおいにひろめねば)
日本でもこの制度を大いに広めねば
(なりません。そのじんぶつひとりがあきないの)
なりません。その人物一人が商いの
(やりかたやりえきをひとりじめするようなことが、)
やり方や利益を独り占めするようなことが、
(あってはならねえ。おのれのみつよくなることに、)
あってはならねえ。己のみ強くなることに、
(のぞみはありません。みなでかわらなければいみが)
望みはありません。皆で変わらなければ意味が
(ないんだ。わたしとあなたは、かんがえが)
ないんだ。わたしとあなたは、考えが
(こんぽんからちがう。かえらせていただく。)
根本から違う。帰らせていただく。
(いたかったらないてもいいんだ。だれだって)
痛かったら泣いてもいいんだ。誰だって
(おとなだって、こどもだってちがでれば)
大人だって、子供だって血が出れば
(いたいんだから。)
痛いんだから。
(おまえさまは、むかしからよくぶかいおかたでしたよ。)
お前様は、昔から欲深いお方でしたよ。
(ただしいとおもえば、こきょうもつまもこもなげうって)
正しいと思えば、故郷も妻も子も投げ打って
(どこへでもいってしまう。はたらいてえたおかねを)
どこへでも行ってしまう。働いて得たお金を
(じょういのためにつかってしまったこともある。)
攘夷のために使ってしまったこともある。
(おもうみちにちかづけるとおもえば、てきだとおもっていた)
思う道に近づけると思えば、敵だと思っていた
(おいえにでもへいきでしかんする。)
お家にでも平気で仕官する。
(でもわたしは、おまえさまのここが、だれよりもじゅんすいで)
でも私は、お前様のここが、誰よりも純粋で
(あたたかいこともしっております。おぼえていますか、)
暖かいことも知っております。覚えていますか、
(おさないころにみたゆめのこと、いろんなものをせおう)
幼いころに見た夢のこと、いろんなものを背負う
(ようになってからも、こころのねっこはあのころと)
ようになってからも、心の根っこはあのころと
(ちっともかわってねえ。おとうさまやおかあさまも)
ちっとも変ってねえ。お父さまやお母さまも
(よくやったとほめてくださいますよ)
よくやったとほめてくださいますよ
(おいがしんでもおいがつくったものはのこる。)
おいが死んでもおいが作ったものは残る。
(せいてんはくじつ、いささかもてんちにはじることはなか。)
晴天白日、いささかも天地にはじることはなか。
(じゃっどん、みてみたかった。こいからもっと)
じゃっどん、見てみたかった。こいからもっと